今学年の復習と次学年への予習
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進級・進学・卒業時に自信のある方は、
過去を振り返らず未来を見据えるかと思います。
進級・進学・卒業できたということは、一つの自信になりますので、
ある意味、その自信は正しいものだと思います。
今学年またはそれより前の学年に習ったことの復習などせずに、
次学年に向けての予習をされるのも良いと思います。
しかし、今学年の復習と次学年の予習のどちらを行えばいいかとなると、
圧倒的に言えるのが、今学年、もしくはそれより前の学年でも、
わかっていないところがあるのであれば、徹底的に“復習”することを
オススメします。
塾でも親御さんの要望で予習を重視した指導を行うこともありますが、
これは一種の賭けに近いものがあります。
学校の先生の指導内容や学習要綱によっては単元が変わることがありますので、
先取りすることで逆に余計な知識と自信をつけてしまいます。
その結果、普段の授業や勉強を、そんなのもう塾で習ったから、別に聞かなくても、
やらなくてもいいやとなりがちです。
楽しようという気持ちは大人でも子供でも変わりませんので、
先にやった、理解したということをもう一度素直に習おう、
改めてじっくりやろうという方は少ないです。
だからこそ、復習を重視したほうがいいと言えます。
さらに言えば、復習をする=自力をつけるほうが、
結果として、“予習”になることがあります。
特に数学や英語に関しては、そうだと言えるでしょう。
過去のこと、習ったこと、覚えたことを確認するという作業は、
嫌々になる、面倒に思えるかもしれませんが、そういった作業が行える
貴重な時間といえるのが春休みです。
一見すると無駄、無意味に思えるかもしれませんが、
今学年、もしくはさらにその前の学年においてでも、
理解が足りていない、覚えていない箇所があるのであれば、
仮に理解した(と思った)、覚えた(と思った)というところも、
確認しておくほうが、後々に効果を発揮することとなります。
定期テストは、その場限りの、その時だけの勉強・知識で乗り切れると
思っているかもしれませんが、意外なところ、上記のような過去の知識・勉強が、
問われることがありますので、気をつけておいたほうが良いです。
最終的にといいますか、“最悪”、進学が不可となった場合の受験対策としても、
有効です。
こう書いてきて、何が言いたいのかというと、
タイトルにあります、「今学年の復習と次学年への予習」、
この春休みの勉強をしようと考えた時、どちらを重視しべきかというと、
今学年の復習をやられることをオススメしたいということです。
もちろん、今学年において、テストの点数も、成績も、十分とれていると
いうのであれば、どんどん新しいことを、予習をされるのも良いと思います。
ですが、今学年において、テストの点数も、成績もそれほど振るわなかったという方が、
復習をないがしろにして、予習をしようというのは避けたほうが良いということです。
この春休みは復習・予習とどちらをすればと悩まれる方が多いと思います。
考えなしに予習をするということに関して、
よく考えてほしいということです。
ほとんどの勉強がそうですが、今までのことをないがしろにして、
次から心機一転ということは難しいイバラの道となります。
よく考えてみてください。
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