江南警察署交通課に歩行者信号機設置のご相談に伺いました。
5月22日(水) 午後16時より 江南警察交通課にお邪魔して、「秋田1丁目交差点の横断歩道に歩行者信号を設置出来ないか!」について、ご相談をしてきました。
一緒に町民安全課の稲垣課長にもご同行をいただきました。
交通課の担当者さんは、事前に現地に行ってご確認を頂いていました。
この交差点は、南北の横断歩道には歩行者信号機が設置されていますが、東西の横断歩道(2カ所)には設置されていません。
そのため、東西の横断歩道を利用する子どもや高齢者の安全確保のため、歩行者信号機設置の要望をしたのです。
まず、何故、東西に歩行者信号機が無いかについて、事前に調査を依頼していましたが、担当者さんからは、その理由に関する資料等がなく、現時点では「分からない。」との事でした。
その後、信号機の設置に関してのご説明を頂きました。
以下に箇条書きで説明のポイントを記述します。
①秋田1丁目交差点を東に100mほど進んだ所の、現在大口町が進めている「町道 内津々線」が近々開通する。
開通後は、ココに信号機が出来る為、秋田1丁目交差点の信号機が撤去される。
これは、「信号機と信号機の間150m以内に信号機の設置が出来ない。」という法律があるため。
そのような予定もあり、いずれ信号機が撤去されるため、歩行者信号機の設置は難しい。
➁予算の面で厳しい。江南署管内で信号機を付けるのは、1年で1基との事。
現在10数基の信号機設置の要望を頂いている。
そのため今申請して早くても10数年後の設置というのが現状である。
以上、非常に厳しい現実を突きつけられました。
にわか知識の私がどうのこうのと言っても、進展する気配はありませんでした。
江南警察交通課担当者さんにお渡しした資料の一部
信号機は、1基いくらくらい掛かるのかを聞いてみましたが、はっきりした数字が出なかったので、ネットで調べた300万円~500万円くらい、と聞いたら、そんな金額では付かないです、と言われました。
1基の意味が双方の見解が違ったのかも知れませんが、信号機の設置に係る費用を議論するのは、現段階ではあまり意味が無いのでそれまでとしました。
コレもネットで調べたにわか知識で申し訳ないですが、と前置きしたうえで「カラー舗装」とかで視認性を高める事は出来ないかを聞いたところ、アッチコッチにカラー舗装がしてあると、一つの風景のようになり、効果が半減してしまう、というお答えを頂きました。コレは、稲垣課長からのご意見でした。
また、交通課担当者さんからは、「カラー舗装」をすることで人物が見えにくくなり、かえって危険になる事もある、という事もお聞きしました。
私の考えには、そういう想定は全く無かったので、この見地は勉強になりました。
現在、警察全体として、「道路に関する規制」を解除する方向で動いているそうです。
無駄な「規制」があるため交通渋滞を起こしたり、かえって危険が増す、という事もあり「規制解除」が今の流れとの事です。
なので、信号機や規制看板があることで「視認性」を妨げるものは、どんどん撤去しているそうです。
「コレは、大口町でもそうです。看板とかはかなり撤去しています。」と稲垣課長。
そういう事は、今回の件があって初めて知る事でした。
この事は、勉強になりました。
今回、江南警察交通課に行って、ほんの少し実情が見えたのは収穫でしたが、相手の言う事をただ聞いて帰ってきたのは、子供の使いのような感じで、自分としては情けないなぁ、という感じです。
稲垣課長は、警察の出来る事、出来ない事もわかるし、住民の皆さんの安全対策の要望もわかるので、非常につらい立場です、と言われていました。私の気持ちを察しての言葉なのかな、とも思いました。
信号機設置に関しては「費用」の問題がかなりのウエートを占めている事が気がかりです。
江南警察管内(江南市と大口町)で、1年に1基しか信号機が付けれない予算って少なすぎるのでは、と思いました。(稲垣課長も同じ意見でした。)
このあたりが、私が少しお役に立てる事ではないかと思いました。
この予算面に関して、ちょっと動いてみようと思います。
・・・という事で、県議に「信号設置」について聞いたところ、
「とにかく、信号については、本当に難しいんだわ。
『管内で1年に1基しか信号機が付けれない予算』というのもその通りで、警察も予算をもらうほうだから、新しく作りたいと警察署に行っても、予算が1年に1基分しかないから、とてもダメだよ。そういう話しは、あなたが直接警察に行くのではなく、私にとりあえず相談してから、どうするかを考えないとダメだよ。安請け合いをしては、自分で自分の首を絞める事になるから、とにかくそういう事は、事前に私に相談してから行動しなければダメ。」
と叱られました。
確かに、警察署に行ってきたはいいが、話を聞いて終わったのが実情で、自分の無力感に落胆しただけでしたので、県議の言われる通りです。
信号は、警察の管轄であり、警察は、県の機関なので、県議に話しを持っていくのが筋だとはわかっていたのですが、事前の事前の事前のご相談だったのと役場 職員と行くことだったので、県議に相談する前に江南警察に行った、というのが事の顛末です。
その他、ココでは書けない色々な事が絡み合ってまして、県議に相談するのをはばかったというのも事実です。
失敗、成功という事でこの事の結果を分けるには早すぎる事案なので、もう少し事の推移を見守っていきたいと思います。