「高野山参拝・堀尾吉晴公一族の法要・平城宮探索・春日大社参拝一泊二日の旅」に参加しました。
2024年7月5日、6日 「高野山参拝・堀尾吉晴公一族の法要・平城宮探索・春日大社参拝一泊二日の旅」に参加しました。
バスは1台、総勢21名の歴史好きの皆さんとの一泊二日の旅行でした。
私は、高野山に行った事が無く、一度は訪れたいと思っていました。
昨年、高野山に参拝に行く、というお話しがあり私は「ぜひ、私も行きたい。」とお返事をしていましたが、諸般の都合があり参拝のお話しは流れてしまいました。
その1年越しの企画でありました。
企画された社本正義さん、奥出光男さんには、最初から最後までお世話になりました。
バス車内では、地元大口町新宮の歴史愛好家の奥出さんが高野山や堀尾吉晴公にまつわるエピソードなどを分かりやすく、時にはユーモアを交えて、軽快なテンポでお話しをしていただきました。
ビンゴケームも企画いただき、車内の中を和気あいあいの和やかな雰囲気を作っていただきました。
奥出さんは、大口町だけでなく色々な市町でご講演をされていますので、本当にお話しがお上手で、「へー、ほー、そうかぁ、そういう事かぁ。」といちいちうなずきながら楽しく聞かせていただきました
「平成美濃路ウォーク―地元の人も知らない郷土の歴史関ケ原から名古屋まで。」という本も出されています。
また、堀尾一族のお話しもしていただきましたが、堀尾吉晴公の年表資料を独自に作成して頂いてのご説明で、織田信長公、豊臣秀吉公、徳川家康公との年齢差なども書いてあり、時代背景などが想像できて、断片的で何となくもやもやしていた吉晴公やその子息、孫、金助さん、金助のお母さんの事が、すっきりと一本につながりました。
その資料は、このホームページに掲載しましたのでぜひ見てください。
社本さんには、堀尾一族法要の段取りをしていただきました。
この日のために懇意にされている藤田住職様と密にご連絡を取り合っていただいたり、法要の準備を地元和歌山の業者様に依頼をしていただいたりと、微に入り細に入り準備に余念がないよう段取りをして頂いたことが痛いほどわかりました。感謝しかありません。
高野山を登って行き、堀尾吉晴公一族の墓前に来たときは、祭壇や腰掛椅子など、既に法要の準備がされておりました。
少しすると藤田住職様が来られ、しめやかに法要が営まれました。
藤田住職様は、高野山大学の学長を務めておられたという事で、ご住職というよりは学者という面立ちの方です。
お話しも聡明さがにじみ出ていました。
2024年9月6日(金)尾北ホームニュース様に高野山参拝の記事を掲載していただきました。ありがとうございました。
7/5(金) 高野山参拝と堀尾吉晴公一族の法要風景
7/6(土) 平城宮探索と春日大社参拝風景
7/6(土)は、平城宮探索、春日大社参拝でした。
最初に平城宮跡歴史公園に行きました。
広大な敷地を利用して、当時の平城宮を再現されていました。
朱雀門、第一次大極殿などが建っており、建築中の建物もありました。
何年かかけて最終的には、平城宮全てを再現されるのではないかと思います。
また、遣唐使船も実物大で建造されており、その遣唐使船にも乗船させていただきました。
説明書きには、150人くらいが乗船して東シナ海を渡って一週間かけて唐に行ったと書いてありました。
途中の荒波にのまれ、日本に帰ることなく海に散った遣唐使たちも数多くいたことでしょう。
まさしく命がけで学びに行ったのですね。
歴史の中で名を刻むことなく亡くなった方々の方が多かったと思います。
そんな方々のご冥福もお祈りしたいと思います。・・・合掌。
平城宮をあとに、次は・・・。
祖は、あの大化の改新の主要人物「中臣鎌足」であり、その後の日本の中枢を支えてきた一族、藤原氏の菩提を祀ってある春日大社に参拝にいきました。
春日大社は、奈良公園の中にあります。
人懐っこい鹿たちがお出迎えをしていただけます。
奈良公園は、中学の修学旅行以来ですから45年ぶりくらいです。
春日大社は、同行いただいた社本誠治さんからガイドをいただきました。
社の作り方に伊勢神宮の流れをくむ「伊勢つくり」と出雲大社の流れをくむ「大社つくり」があって、その大社つくりの中でも「春日つくり」がある、とのお話しをいただきました。
また、奈良公園の鹿にまつわるお話しもいただきました。
鹿島の神様が白鹿に乗ってこの地に降り立ち、その鹿がこの奈良公園の鹿の祖先だという言い伝えだそうです。
江戸時代からも鹿は居て、大層大事にされていたようで、自分の家の前で鹿が死んだら「三文」支払ってその鹿の遺体を片付ける事になっていたそうです。
なので、家主は、三文も支払うと大変だったので、朝早く起きて自分の家の前を確認していたそうです。
もし、自分の家の前で鹿が死んでいた時は、そっーとお隣りに移動させていたそうです。
それで三文を払わなくて済む、そこから「早起きは三文の得」ということわざが出来たとか・・・だそうです。
面白いですね。
そんな楽しいお話しを聞きながら春日大社参拝も終え、可愛い鹿たちに後ろ髪を引かれながらも、無事大口町に帰ってきました。
参加された皆様、お疲れ様でした。
また、ありがとうございました。