「健康おおぐち21 意見交換会」に参加しました。
2024年8月21日(水) 13時30分より15時
健康福祉部健康課主催の「大口町健康づくり計画健康おおぐち21第三次計画策定に伴う意見交換会」に参加しました。
対象は、大口町議会議員です。
議員さんは私も含め13名の出席でした。
全議員15名中、13名の出席という事で、想定よりかなり多かったようで、主催された健康課長さんも「どんな意見が出るか少々緊張しています。」と冒頭のごあいさつでお話しをされました。
意見交換の前に今までの経緯などの説明が30分ほどあり、その後、1時間の意見交換を行いました。
プログラムは、以下になります。
➀健康づくりを取り巻く環境
・大口町の健康問題
・2040年問題
➁第3次計画について
「誰一人取り残さない健康づくり」
「大口町の未来を変えよう!仕掛け人は私たち」~必殺!仕掛け人大作戦 in 大口町~
➂先進事例の紹介
➃意見交換
・大口町の健康問題からの、健康づくりのアイデア出し
「こんなことを、みんなできるといいなぁ~」
・私ができることは・・・?
⑤まとめ
「問題カード」他、資料
さすが議員さんたちの意見交換会です。色々な意見がでました。とても1時間では、出つくしきれなかった、という感じでした。
皆さんの意見は、皆さんそれぞれ考えがしっかりしているのと、常に問題意識を持っていらっしゃるので、いちいち納得いくものでした。
私は、「問題カード」にあった「生活習慣 こころ」の箇所で、ストレスや悩み解消に、「お寺さん」や「お宮さん」の住職さん、宮司さんのような方からの協力を得て、説法、講話、座禅などの企画をされたら、という意見を出しました。・・・
今回の意見交換会で出た意見やアイデアは、健康課で整理され、「健康おおぐち21 第3次計画策定」に活かされていきます。
策定された内容を楽しみにしたいと思います。
健康課のみなさん、ありがとうございました。
会のプログラムで「2040年問題」についての説明がありました。
この事について少し説明したいと思います。
2040年は、今年、生まれた赤ちゃんが16年後に16歳になります。いわゆる「生産年齢(15歳~64歳)」になります。
例えば、いきなり20歳の若者が増える訳ではなく、その年に生まれた赤ちゃんの数により将来の人口動態は、
おおよそ予想が付くのです。
国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」によると・・・
・高齢者人口は、
2020年3,603万人(28.6%)→2043年3,953万人(35.8%)でピークとなり、その後は高齢者数は減少を始めますが、高齢化率は増え続け2070年には38.7%になる予想です。
・高齢者の中でも高齢化が進み、
75歳以上人口は、2020年1,860万人(65歳以上人口の51.6%)→2070年2,180万人(64.7%)になる予想です。
生産年齢(15歳~64歳)は急速に減少し、
2020年7,509万人(59.5%)→2040年6,213万人(55.1%)→2070年には4,535万人(52.1%)になる予想です。
この「日本の将来推計人口(令和5年推計)」から予想される社会像を、
国立社会保障・人口問題研究所は以下のように表記しています。
↓↓↓
・労働人口の減少→生産力↓・購買力↓→GDP↓=社会保障財源の先細り
・後期高齢者の増加→医療・福祉ニース゛↑
(令和5年度愛知県市町村保健師協議会第6回研修会 東北大学 名誉教授・客員教授 辻 一郎先生 資料引用)
16年後は、「今より厳しい時代」であるようです。
私も16年後は、74歳となります。すでに高齢者であり、あと1年で、後期高齢者の仲間入りです。
数字は、理解できるのですが、「全く実感がわかない。」というのが今の私の率直な気持ちですが、備えだけはしておきたい、と思っています。
少子高齢化問題は、故堺屋太一氏のベストセラー「団塊の世代(1976年)」の著書から世間では認知されていました。
その間、何度も、毎年のように問題提起をなされていましたが、現状維持もままならず加速的に進行して、今があります。
国全体で考える問題と地方は国に任せてきましたが、いよいよ地方自治体、自らが「自分の地域の人口減に歯止めをかける政策」が必要となってきました。
全方位的に政策を打つだけの財源の無い地方自治体では、何かしらに特化した「独自」の政策戦略が必要となってきます。
子育て環境の充実による出生率を上げるための政策、移住、Uターン等の若者の争奪政策、労働者確保のための外国人招聘政策など、「人口減に歯止めをかけ、自分たちの町は、自分たちで守る。」ことが必要となってきたのです。
さて、大口町はどうでしょう。
ぜひ、一般質問で聞いてみたいと思います。