大口町立図書館 読書通帳機について(一般質問)
2024年9月5日(水)13時30分
9月定例会一般質問において
「図書館」を知る、「大口町立図書館」を知る」
という題で大口町立図書館について質問をしました。
この記事は、質問ではありませんが、全国で300台以上設置されていると言われる「読書通帳機」について、その説明と、付随して本町の読書履歴という「個人情報の取扱い」の見解を述べさせていただきました。
以下、その時の内容になります。
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さて、この読書通帳ですが、本格的に機械化され、文字通り銀行の通帳のように、読書履歴などが印字され、図書館利用の促進、子どもの読書離れの歯止め、読書習慣づくり、利用者の利便性や個人の読書意欲を向上させる、「読書通帳機」というものがあります。参考までに少しふれたいと思います。
この読書通帳機は、2000年代初頭から使用されていて全国の図書館で300台以上設置されているようです。
本町においても、平成27年9月定例会で、当時の生涯教育部長兼学校教育課長も認識されており、導入費用や年間維持費なども調査された事の答弁をされています。
この読書通帳機は、大変魅力的なのですが、個人情報保護の観点から、本の履歴からその人の思想信条が分かってしまうなど、問題視もされています。
本町でも、令和4年12月定例会において、「図書データの抽出について」質問があり、図書館長がこのように答弁されています。
「今回の新しいシステムについて。
導入したシステムについては、自分が借りた本だとかそういうものの情報については、議員おっしゃったとおり、持つことはしていないシステムを導入しております。その代わりに、どうしても自分の借りた本の履歴が見たいという方には、読書通帳という形で、紙のものですけど3種類用意しており、自分で管理をしてもらうようにしております。個人情報の観点から、何を借りたかというものは上書きをするというのが原点だと思っておりますので、自分のことに関しては皆さんその通帳を持っていただくようにお薦めをしております。」
(まとめ)
個人情報保護の観点に立ったうえで、読書履歴をどう取り扱うのか、また、読書履歴を知りたい利用者さんにどうしたら良いのか、本町として最大限出来る事が、皆様のお手元にある「紙の読書通帳」なのです。