新型コロナワクチンの定期接種について 、65歳以上の方は自己負担2000円で。
2024年8月26日(月)9時30分 全員協議会にて
「令和6年度新型コロナワクチンの定期接種について」の議題が健康課から上がりました。
9月定例会後、10/1からの事業になりますが、皆さんにお知らせします。
事業概要 :
予防接種法に基づき、発生及びまん延を予防するため、特に予防接種を行う必要があると認められる疾病については、定期予防接種が行われている。
令和6 年4 月1 日から予防接種法政省令の改正により、新型コロナワクチンが定期予防接種の対象疾患であるB類疾病と定められ施行された。 このことを受けて、大口町では令和6年10月1日から、重症化予防を目的として高齢者等に対する新型コロナワクチン予防接種を定期予防接種として実施する。
①対象者及び対象年齢
・65歳以上の者
・60歳以上65歳未満の者であって、心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能の障害又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害を有する者
②接種間隔・方法
・毎年度1回 筋肉内に注射
③使用するワクチン
・JN.1系統及びその下位系統へのより高い中和抗体を誘導する抗原を含む、1価のJN.1 系統
(議員からの質問でメーカー名の問いがあり、ファイザー製とのこと。)
④接種時期
・令和6年10月1日から令和7年3月31日
⑤接種場所
・大口町・扶桑町・江南市・犬山市の医療機関 *ただし、事前に愛知県広域予防接種の申請をした場合は、 愛知県広域予防接種委託契約医療機関での実施が可能
⑥接種自己負担金
・ 2,000円です。
新型コロナウイルス感染症は、予防接種法に基づく「定期接種」のワクチンの分類として、「B類疾病」となりました。
これは、季節型のインフルエンザと同じ分類となり、一部公費が出ますが任意となり自己負担も発生します。
(ちなみに、「A類疾病」の予防接種は、誰もが受けるべき予防接種です。お住まいの市町村内で受ける場合、公費で接種が受けられます。昨年までは新型コロナウイルス感染症は、A類疾病でしたね。)
大口町では、B類疾病に移行したとはいえ、「高齢者の方が感染した場合にインフルエンザ同様に重症化する恐れがある。」という事で、予防接種を推進する方向で動いています。
という事で、予防接種の自己負担額を抑える施策を行います。
以下がその施策の中味となります。
新型コロナワクチン1人あたりの接種料金は、15,300円です。
国の新型コロナ定期接種ワクチン確保事業に対する助成事業として、接種1 回あたり8,300 円の助成が決まりました。
大口町として1人にあたり5,000円の助成をします。計算すると下記になります。
15,300円ー8,300円ー5,000円=2,000円
という事で、接種自己負担は、2,000円となります。
新型コロナウイルス感染症は、どんどん変異しており、今回のワクチンが効かないコロナウイルスも存在します。これは、季節型インフルエンザもA型、B型があったりして毎年変異しており、ワクチンが効かない場合もありますのでご理解いただけると思います。
それでも、感染の確率を低くするため、医学的見地を持って「新型コロナワクチンの定期接種」を行います。
これからも季節型インフルエンザ同様に、毎年、新型コロナウイルス感染症は、ワクチンが開発されB類疾病として予防接種が行われていくと思います。
かつて、1918(大正7)年から1921(大正10)年にかけて世界を覆いつくし、世界中で当時の人口の4分の1程度に相当する5億人が感染したとされ,死者数は1,700万人から5,000万人との推計がある「スペイン風邪」は、その後、100年経った今でも、季節型インフルエンザとして、毎年、私たちに猛威をふるっています。
このスペイン風邪同様に、新型コロナウイルス感染症とも、私たちはこれから付き合っていかなければならない事を覚悟しておく必要があります。