投の形
(制定)昭和35年4月10日
概説
投の形は、「乱取の形」とも言い、乱取に用いる投技の理合を理解、体得させるために作られた形である。手技、腰技、足技、真捨身技、横捨身技の各々からその代表的な技3本ずつ選んで作られたもので、各技とも、右技、左技の双方を練習するようになっている。その各々の技について崩し、作り、掛け、および受け方を練習することによって、投技における基本を身につけることができるのである。
○講道館 昇段規定
初段…投の形(手技・腰技・足技)
弐段…投の形(手技・腰技・足技・真捨身技・横捨身技)
○参考YouTube動画
練習上の留意点
形は、道場の中央で行うよう取、受ともに位置に留意するとともに、第1動、第2動、第3動等に区分してあるのは説明の便宜によるものであるから、このために各動作を区切らないように留意すること。
服装は演技中に大きく乱れないようにし、各技3本ずつ終わった後、もとの位置にもどりながら整える。取と受は、呼吸を合わせ、正面に後ろを向けないように回り、向き合うようにする。