始めの動作
正面に向かって、取は左に、受は右に〔右手に大刀と短刀を持ち(大刀の鐺は45度くらい下げる)、大刀は外に、ともに刃を上にし、短刀の柄頭を大刀の鍔の下に揃える〕、約5.4メートル(約3間)の間合いをとって直立し、両者、正面に向かって同時に立礼し、互いに向かい合って坐り、受は、大刀および短刀を右側(大刀を外側、短刀を内側に、短刀の柄頭を大刀の鍔の下に揃え、ともに刃を内側にする)に置いて、互いに坐礼を行う。
取は、正坐のままでおり、受は、両刀(刃が上)を右手に持って立ち、後方約1.8メートル(約1間)ところに進み、正坐し、両刀を体の前に立てながら(両方とも刃が手前)、左手を大刀の左側に添え、次いで、両刀を左方へ倒し、前に置いて立つ。この場合の両刀は、短刀を手前に、大刀を向う側に置き、ともに柄を上座に向け、刃を内側にする。
受の立つに応じて取も立ち、受は、もとの位置にもどり、取と相対して立つ。