飯山の奥まった小山(標高336m)の山頂に愛宕神社(神使は猪と鳶)が祭られている。祠には「明治18年 六月四日飯山村」(1885年)の刻印が見られる。
かつて農村では、水不足になった時に村をあげて雨乞をしたと言う。飯山地域の人々も日照りが続くと愛宕山に登り、愛宕神社の祠の周りを「ジイッチとオップレッショ」と何度も唱えながら回り、降雨を祈願したと言う。家に帰りつく頃には、願いが叶ったという。
さらに愛宕神社は、火除けの守護神としても知られ、京の都や江戸の町を守ったと言われている。現在篠井地区には八社が祭られている。
近世における庶民の願望は「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さまへは月詣り」