119号線の日光市と境を接するところに、ほど近く新渡神社がある。篠井村郷土誌によると祭神は、日本式尊である。例祭は、11月23日、さらに元旦祭、トリ焼(正月の飾り物を燃やす)である。さらには、氏子が月一回境内の清掃を行っていると言う。
文献等によると、東北地方一帯には、ニワタリ神が分布する。この神は、庭渡、仁和多利、荷渡、根渡、宮渡、鶏など、様々に当て字がされる。
さらには、天水分神など、この神を水に関する神としているところも見られるように水神と関係ある神とも言えるかもしれない。
川や海辺の集落では、水の上を渡る渡航安全の神、あるいは、荷物を安全に運ぶ荷渡神とする集落もあるようだ。また、ところによっては、ニワトリに変わって鶏大明神となり咳や百日咳の平癒を祈願する信仰にもなっていると考えられる。
上小池町の新渡神社の経緯については、定かなことは分からない。しかし、文政二年(1819年)に山口村から用水をもらうことに成功し龍興寺用水が出来た経緯などから、上小池が水に難儀していたのであろう。
とすると新渡神社は水と関わりの深い神社ではないかとも想像できる。