仲内地内のほぼ中央の日光街道に面したところに、レンガで囲まれた八角形の接合井がある。
この接合井は、今市の瀬川にある浄水場から宇都宮の戸祭にある配水場の間(約27Km)にある六つ(第一今市、第二森友、第二大沢、第四山口、第五石那田、第六金井)の接合井の一つである。
浄水場と配水場の高低差は、約240mあることから、それぞれの接合井で過大な水圧を緩和したり、さらには各接合井の上下に制水弁を設けて接合井内に出入りする水量を加減したりしている。
実際に石那田地内の水道工事は、大正3年頃に実施されたようで、田川との関わりで相当な難工事だったそうだ。
宇都宮住民の上水道敷設の声は、明治11年(1878年)頃より起っていたようで、始めの候補地、国本の弁天沼や大沢の針貝地内であったが、最終的に今市の瀬川に決定した。
工事着工に至るまでには、資金の調達や灌漑用水欠乏が予想される等関係者への配慮をしつつ、大正5年にようやく完成を見た。