日光街道より岡坪地区へ入る道端に、この青面金剛像がある。台座には「安永四乙未十一月」(1775年)の陰刻が読み取れる。
この像は光背上部には、月と太陽、手には剣・弓。矢等を携え、顔は忿怒(ふんぬ)の相をし、足元には鶏二羽が向かい合って彫られている。さらに台座には見ざる言わざる間かざるの三猿も見られる。
青面金剛は、江戸時代の中頃より庚申信仰の本尊として各地方に建立されたと言われている。篠井地区にも多数の庚申塔が見られ、現在でも「コウシンさま」と呼ばれそれぞれの地区で庚申供養が実施されている。
(庚申信仰については二回中篠井の庚申塔でも紹介)
初期の青面金剛の本像は東大寺にあり、鎌倉時代の作といわれている。これは六臂(手)で剣以外の持物は失われている。