上小池にある新渡神社境内に入り、拝殿の方に進んでいくと一対の石燈籠(高さ160cm)がある。
拝殿に向かって右側の燈籠の火袋(火を点すところ)の部分が残念ながら欠損している。燈籠のさおの部分に「元禄十六歳癸未 十二月 奉寄進 上小池村中」(1703年)の記録が見える。
元禄十六年は、忠臣蔵でお馴染みの大石内蔵助良雄(前年の十五年は赤穂義士四十七士が討ち入りを果たす)が切腹を命じられた年である。
燈籠は、日本人に大変好まれ、寺や神社の献燈具照明具として、特に茶の湯がさかんになると観賞用として茶庭に多く見られるようになる。