新渡神社境内にひっそりと二十六夜塔が立っている(高さ60cm)。
塔には「當邑(とうそん)脇嶋五左衛門 嘉永五 十一月吉日」(1853年)の陰刻が見られる。
二十六夜は、旧暦七月二十六日の夜に月の出を待ち、月が昇ればこれを拝み、共同飲食などをして、 一夜を過ごした。二十六夜の本尊は愛染明王(敬愛、調伏を司る仏)と言われ、特に染物業者の人々によってよく信仰された。
農家などでは作柄が良くなったり、願い事がかなえられると言われ、さらに、商売繁盛につながるとされ、地域の人々はこの夜の月の出を待ち望んだといわれている。
月待ちとは、特定の月令の日を忌みごもりの日と定め講員が集まって飲食をしながら月の出をまって月を拝むことである。
日待とは特定の日に村内の同信者が集まりおこもりをする。