下篠井の高龗神社境内の南側に十九夜様が建っている。建立は明治3年と思われ、台座には「女人講中」と陰刻されている。
篠井地区には、八体の十九夜様(昭和52年篠井公民館調べ)がある。栃木県内には十九夜塔が、1599塔(下野民俗研究会・昭和48年調べ)があり、他の塔、碑を圧倒している。
十九夜様には、右膝を立て右手をその上に置き頬を支えている。如意輪観音が陰刻され、像の上には太陽と月が見られる。
十九夜講の信仰は、子安講とも呼ばれる。これは子を産む時期の婦人を対象に毎月、または数か月に一回、十九日の夜に行なわれる女人講中である。
女性のみの講中であるところから十九夜信仰には安産祈願等女性特有の信仰がみられる。十九夜講が行なわれる際には、十九夜念仏を唱和したと言われる。
以上のように、特定の月令の日に講員が集まって、持ち寄りのケンチン汁、果物、御神酒を供えて飲食をしながら月を拝むことを日待信仰と言われている。