神社境内の石段を登り切ったところの左手(西側)に、「御本社改築拝殿新築記念碑」(高さ160巾80cm)の立派な碑が立っている。
碑には「委員長 崇敬者惣代 阿久津吉次郎 昭和十二年十二月崇敬者一同 金六百六拾円也 寄付者三十五名 大工 高橋健吉 石工 渡辺勝次」等の記録が見られる。
碑が建った昭和12年は日本が中国と全面戦争(支那事変)となった年であり、人為的にも経済的にも地域にとって大変な時であったと思われる。篠井地区には高龗(たかお)神社が石那田岡坪、下小池、上篠井、下篠井に四社が存在する。
高龗の高は山峰をさし、龗は竜神で雨を司る神で作物を実らせるためにはなくてはならない神社として古来より高龗神社を大切に祈り守ってきた。
下篠井の高龗神社は現在氏子会員数が34戸(下篠井28戸、中篠井6戸)で夏には境内の草刈り等に参加し、秋は例祭が実施されている。最近屋根の傷が各所に見られ修理が必要な個所があるため、氏子代表者を中心に神社の修理等が現在検討されている。
神社を維持管理するのは何かと大変な時代となったが是非とも先人の思いを維持管理するためにも協力していきたいものである。