リウマチの自助具にはどんなものがある?
◆痛みをこらえながら無理な動作を続けるとさらに負荷がかかり炎症が強くなったり変形も大きくなってしまうことがあります。そのような負担を減らしたり、生活をしやすくするためたくさんの自助具が使われています。
一番良く使われているのはペットボトルのキャップにはめて開け閉めをしやすくする道具です。キーホルダー型なので持ち運びもしやいです。
自宅のドアに後付けするレバー型の道具も指や手首の炎症が強い方には負担軽減効果が大きく便利です。
例:楽天市場「ノブ回し自助具 らくらくドアハンドル」
手を伸ばして物をとるのが難しい方はリーチャー
(ひっかけ棒タイプ)はいかがでしょうか。
マジックハンドタイプはものを引き寄せたりするのに便利です。
患者様の家族が自作されたものを使っている場合があります。このフォークは肘の働きが悪く手を顔の近くまで持ってくることが難しいため、柄の部分を長くしてあります。
ほかにもたくさんの便利グッズが市販されており、リウマチ友の会ホームページや「生活便利帳」の中で紹介されています。
ひとりひとりの生活に合わせて具体的な動作(パソコン作業や三味線の演奏など)を補助するオリジナルの道具を作るのもよいですね 。リハビリ部門で作成したり、使い方の指導を受けることができますので、主治医を通じてご相談ください。
以下は、ものづくりのイベントで展示されていたものです。
ドライヤー程度の熱で柔らかくなるプラスチックで装具を作ることもできるそうです。
今や自助具は3Dプリンタでつくる時代の様です。アイデア次第で色々作れそうですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
2023年12月15日 深谷進司