リウマチの治療はこの20年で飛躍的に進歩しましたが、効き目のでやすい新薬は総じて値段が高く、リウマチ友の会の調査では自己負担月1万円以上の方が4割です。
特に生物学的製剤やJAK阻害薬と呼ばれる薬を使うと、薬剤費だけで3割負担で月2~7万円と非常に高額です。
良い効果が期待できても値段のせいで使用できないとすれば残念なことです。
医療を受けやすくするための自己負担軽減制度を紹介します。うまく活用していただければと思います。
自己負担率
医療費の自己負担は70歳まで3割、70-75歳2割、75歳以上1割です。
※70歳以上でも収入のある方は3割になることがあります
検査や薬の値段は国が決めていますのでどの医療機関でも同じです。
保険者が給付。
所得、年齢、家族、高額に該当した回数などの条件から、月あたりの医療費上限を決める
大企業や公務員の組合では付加給付制度を設けている場合がある。
県と市町村が実施。
中学3年までの若年、障害者、妊産婦、一人親世帯、身体障害者手帳の肢体不自由1,2級が対象。
外来自己負担600円。
関節リウマチは重症度基準を満たす悪性関節リウマチが対象。
※通常の関節リウマチは指定難病ではありません。
収入により月額支払い上限0~3万円に軽減。
年10万円を超える医療費が対象
⑤身体障害者手帳
•肢体不自由
•視覚障害
•聴覚障害
•平衡機能障害
•音声・言語障害(咀嚼障害を含む)
•内部障害(心臓、腎臓、呼吸器、膀胱、直腸、小腸、HIV、肝臓) 増加傾向
•重症:1・2級 中度:3・4級 軽度:5・6級