秋~冬にかけて、手足の冷えを感じやすくなります。関節の炎症が収まっているにも関わらず、筋肉が縮こまるせいで関節の症状が悪化したという訴えをよく聞きます。
手首・足首に巻くタイプのホッカイロ(下図)で温めると、幾分改善できるかもしれません。
大阪大学の研究で、温める部位別には手首よりは肘や腕に巻いた方が効果があるようです。腕の方が、カイロの熱を無駄なく体に伝えることができているためでしょうか。簡便さでは手首や足首の方が便利ではあります。
あたためることによる直接的な症状緩和だけでなく毛細血管の状態が改善し、レイノー現象が改善しやすくなるという報告があります。
追記(2023年11月19日)
学会会場で、肘に巻くタイプが展示されていました。
商品名は「ヒエナース」。
展示の場にいたメーカー(桐灰)の方によると、レイノー現象は夏でも起こりうるので1年を通して販売したいが、ドラッグストアだと冬しか商品を置いてもらえないので、ネット販売を中心にしていくそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
2022年11月1日 深谷進司
2023年11月19日追記