ガングリオン
グロムス腫瘍
GCT-TS
脂肪腫
神経鞘腫
Enchondroma
石灰沈着症
Atheroma
Cavernous hemangioma
neurofibroma
angioleiomyoma
ガングリオン
腱鞘上、手に多い
腱鞘上は固い 中指・A1に多い
手は柔らかい 手根骨間から発生している 茎が長い。エコーでは多房性、つづれ折りの低エコー像がみられる。連続して骨内にもガングリオンが生じることがある
グロムス腫瘍
安静時痛あり。腫瘤は触知できない。爪を透かして色調の違いをとらえたり爪変形で腫瘤の局在を推定できる。爪の生え際におきることが多い。
グロムス腫瘍は、グロムス器官と呼ばれる血管の一種であり、血流を調節している組織から発生する良性腫瘍である。グロムス器官は主に手足の指にあることが多い。
腱鞘巨細胞腫(GCT-TS; Giant Cell Tumor-Tendon Sheth)
柔らかい。”ほわっとした弾性”。できる部位によっては固く振れる。境界明瞭、腱鞘から発生するものは移動性なし。無痛性、徐々に増大する。関節にまたがることもあるが、多くは腱鞘に発生する。エコーで充実性、多彩な像を呈する。血流増加はあまりない。
神経鞘腫・神経線維腫
土台からの立ち上がりがシャープ。移動性あり。皮膚とも可動性良。叩打で放散痛が生じる。エコーで充実性、周囲の血管増生あり。MRIでは同心円状の粘液変性(T2で内部密度が高いとLow、辺縁High)を呈しTarget signという。神経鞘腫も同様の所見で鑑別は難しい。
骨軟骨腫
骨の成長軟骨に発生する良性の骨腫瘍で、外骨腫(がいこつしゅ)とも呼ばれる。骨の表面に増殖して硬い隆起を形成し、関節付近に症状が現れるのが特徴です。
BPOP
(Bizarre parosteal osteochondromatous proliferation (Nora lesion))
痛くない。急速増大する。早期に摘出すると再発リスクあるため、X線で追って腫瘤の骨性部分が性術するのを待って摘出を行う。
bizarreは奇妙な、という意味
表皮膿腫=粉瘤
固い、周囲と協会明瞭、移動性あり、炎症伴うことあり
偽痛風結節
突然の炎症、疼痛あり。痛みなく徐々に大きな結節になることも。固く、厚痛なし。エコーでは表面の反射が強く周囲への血管侵入はない、
内軟骨腫(Enchondroma)
軽微な外傷により病的骨折で気づかれることが多い。
骨の髄腔に発生する良性の骨腫瘍で、手や足の指の骨に多い。
骨内に硝子軟骨(ガラス状の軟骨)を形成する。
通常は症状がない。
多発する場合、多発内軟骨腫という病気。
血管平滑筋腫(angioleiomyoma)
徐々に大きくなる、辺縁がクリアな固い腫瘤。圧痛がある。自発痛を生じることもある。Tinel陰性。エコーでは被膜で包まれた内部の均一の等エコー像を示します。
血管性軟部腫瘍
やわらかく、皮膚を通して青く見え、辺縁はやや不明瞭。皮下脂肪と一緒に移動する。体調により大きさが変化する。圧痛なく、自発痛もない。病巣が浅くなると赤色にみえる。手掌や指腹のようなやわらかいところに出現する。
石灰沈着症
Atheroma
Cavernous hemangioma
母指手指骨障害
母指でA1腱鞘に圧痛があるがひっかかりがなく、腱は腱鞘の腫れがないものは、手指骨障害の可能性がある。
手指骨が中手骨頭との間で変形し、疼痛の原因となる。
MPの橈尺足に圧痛がある場合は、靱帯障害を疑う。
母指MP靱帯損傷
左右に動かして不安定性を確認する。
舟状骨ー大菱形骨ー小菱形骨で形成する関節(STT関節)障害 scaphoid-trapezium-trapezoid
手関節を背屈すると痛みを生じる。
snuff boxを押すとSTTの痛みを誘発。(橈骨茎状突起の圧痛は、ドケルバン)
ドケルバン病
橈骨茎状突起の圧痛(snuff boxを押すとSTTの痛みを誘発するのは、STT関節障害)
Eichhoff test
CM関節症
末期は、スネイクヘッド(スワンネック様)になる。IP屈曲、MP過伸展、CM内転
Eaton分類
1 JSの開大
2 JSNあり、2mm以下の骨片
3 関節面破壊著明、2mm以上の骨片
4 舟状骨大菱形骨関節のOA変化
中手骨の基部を背側から圧迫すると整復されて捻髪音(クリピテーション)を生じる