◆SONG INFORMATION◆
Title / drown in to the chaos
Artist / AlphAnoiD
Genre / SCHRANZ
From / [party nite MIX【2nd Re:VISION】]
Graphic / サガミアキラ
CAST / Noa Mimori
Step Sequence / Kim./TKC
◆SONG INFORMATION◆
Title / drown in to the chaos
Artist / AlphAnoiD
Genre / SCHRANZ
From / [party nite MIX【2nd Re:VISION】]
Graphic / サガミアキラ
CAST / Noa Mimori
Step Sequence / Kim./TKC
◆INTRODUCTION - AlphAnoiD◆
ou will accept "chaos", by dive or by drown.
原曲をサンプリングしシュランツに仕上げる、という方針を決め制作に至ったものの、
どちらも大した経験が無かったため非常に苦心しました。
他に数曲応募用の楽曲を作成していたこともあり、没にすることも考えたのですが
尖った曲に出来るという手応えは感じていたため、無事に完成させる事が出来ました。
いやー疲れた…
◆ INTRODUCTION - UltraEcho◆
今だから言いますが、この曲の原曲である「dive into the chaos」――これはAsukaが、PNMの既存曲を色んな人にRemixしてもらいたい、という企画において「敢えて」用意した、いわゆる「地雷」な曲でした。
PMRの所属スタッフそれぞれに、各々の楽曲でどの曲を公募の募集曲にするか? というのを確認していたのですが、自分はAsukaはてっきり「Novellette」か「コトノハ」で来ると思っていたんですよ。
ですが、Asukaは「dive into the chaosで。これをどう調理するか楽しみ」と……正直なところ、予想もしていなかった曲を指定してきました。
また、これも明言しておきます。
AlphAnoiDさんの提出した曲がやっている事は、サガミアキラが用意した「審査用の、これを超えなきゃダメ」という「基準音源」とは方向性がそこまで乖離していません。
サガミアキラも基準音源では原曲をサンプリングして鳴らしています。
ですが何が違ったというのでしょうか?
「party nite MIX【2nd Re:VISION】」はStepManiaという、DanceDanceRevolutionのシミュレーターとしての側面を持つゲームのパッケージです。
つまりDDRの譜面として、「より面白くできるか」という観点において、サガミアキラの音源を凌駕しました。
「ああ、この曲ではこういう譜面を想定しているのだな」というのが明白でした。
そう、「StepManiaの譜面」という……ある意味では音楽とは全く関係無い観点での審査の基準において、この上なく「どういうことをこの曲でやらせたいのか」というのがハッキリしている曲です。
譜面制作を後に担当することとなったKimが「この曲、停止と2枚抜き使えば結構面白いことにならない?」と発言したぐらい、ゲーム性に富んだ曲です。
またそれとは別に、シュランツ(Schranz)というジャンル、これはまさしくPNM向きのジャンルです。
現に我々が一度、パッケージ制作を中断した時点での最終作、「DDR party nite MIX 5th stage」で、キックとハットだけで構成された異形とも言える、「Calamity」という曲が収録されたぐらいです。
ここ数年のクラブにおけるテクノのムーヴメントであるハードテクノ――そのサブジャンル、ハードグルーヴを、【2nd Re:VISION】の制作開始から、かなり早い段階でAQUA PROJECTが提出し、それを自分は収録が確定した段階で告知していますし、CzQもDTM復帰したと思ったら、シュランツやテックダンスのようなローリングキックを多用する楽曲「Kris S.」を手掛けているようなパッケージです。
つまり「ここならこのジャンルを拾うだろう」という、レーベルに対する絶対的な信頼感でしょう。
キックを差し替えて頂いたぐらいですが、応募音源に対する楽曲のディレクション担当はサガミアキラです。
さてこの曲、スタッフの間で誤字が最も多発していた曲です。
「drown=溺れる」ではなく「drawn=描く」という誤表記が、「KEEP YOUR FAITH【Re:VISION】」の合格ページから始まって、ジャケットやバナーといった画像周り、それどころかStepManiaのステップシーケンスなどが保存されている「.sm」ファイルも「drawn」という綴りでした。