2025の元旦に告知した通り、前作【Re:VISION】と同じく4月1日にリリース日が決定しました。
今後も定期的にパッケージを制作するのであればこのおよそ一年というスパンが適切だろう、という結論に制作スタッフ全員が合意しましたので、今後は【Re:VISION】シリーズは4月1日にリリースとなるという風に捉えていただければ幸いです。
まあ旧作当時とは違い、ほぼニートみたいな大学生だったころに比べると、それなりに真面目に仕事もしているので1年に1作なんてできるかどうかは不明ですが。
さて今回のコラムの内容ですが、海外……というか韓国のウィキ、ナムウィキのStepManiaの項目で我々が復活したことが記載されています。
ざっくりとナムウィキについて説明すると、pixiv百科事典によるとニコニコ大百科やpixiv百科事典に近い、とのことです。
「ToyMusical」の収録曲について調べていたところ、偶然検索に引っかかって「ToyMusical」のことやStepManiaのことについて記載されている海外のサイトを見つけた――それがナムウィキです。
そして色々と読んでいると、自分がコラムに書いたことも翻訳されて(なお自分が読んだのは更に日本語に翻訳されたモノです)おり、韓国にもこんな熱心なファンがいるのか、と感動しています。
ようやく本題。
なぜ「party nite MIX」はBMSや同人音楽を収録しないのか?
これについて書いていこうと思います。
先に答えを書きます。
そういうコンセプトのパッケージではないからです。
そもそも我々が「DDR party nite MIX」(以下・旧作とします)というパッケージを制作するに至った理由が
「自分たちの好きな音ゲーで、自分たちの曲を気軽に発表できる媒体」として、最も適していたのがStepManiaだったからです。
なので、最初から自分たちの曲を発表する場として「StepManiaパッケージ」を選択しました。
「パッケージを作るからオリジナル曲が必要だ」ではなく「オリジナル曲を作るからパッケージが必要だ」というわけです。
また、当時は様々なパッケージが存在しており、それぞれの独自のカラーでの選曲が行われていました。
我々が収録せずとも、「僕の好きなBMSのあの曲」をプレイできるパッケージが存在していたというわけです。
よって参加アーティストの幅が広くない、というのは「そもそもそういうコンセプトだったから」で説明できるかと思います。
以前のコラムでも書きましたが、APPEND REMIXで他のパッケージで活躍されていたアーティストにRemixを提供していただいたり、楽曲の幅を広げるために旧作・4th stage以降はmuzieなどから楽曲を収録しています。
ですが、あくまでも我々制作スタッフのオリジナル曲が中心のパッケージでした。
そして現行の【Re:VISION】シリーズについても、主宰の趣味の延長上であった【Re:VISION】無印はさておき、かつての制作スタッフが再集結した【2nd Re:VISION】以降も「オリジナルの曲を発表する場」としてのStepManiaパッケージです。あとCzQの踏みたい譜面を発表する場。
この考えは、旧作のプロデューサーだったAsuka Sakuraiと、【Re:VISION】のプロデューサーであるUltraEcho両名とも同じ考えを持っており、またCzQやサガミアキラなど、他の制作スタッフ全員が認識を共有しています。
また、クオリティの高低はこの際置いておきますが、同時に生成AIを使用したジャケット画像の作成についても
そういうコンセプトのパッケージだからです。
【Re:VISION】のポエム(と、主宰が呼んでいる、制作発表時などの怪文書文章)でも書きましたが、【Re:VISION】無印は「えらぶるっ!!」という、主宰であるUltraEchoが「えりせ◆AIぷろんぷたー」という名義でpixivに投稿しているシリーズとのコラボありきのパッケージです。
【2nd Re:VISION】以降もコラボ対象を増やしつつも、生成AIによるイラストを使用し続けているのも「そもそもそういうコンセプトだったから」で説明できるかと思います。
もしかしたら【3rd Re:VISION】は多分生成AIによる動画を使用したムービーが使われる可能性すらあります。
というわけで、ナムウィキの注釈が発端ではありましたが、我々の考えを改めて表明させていただきたいと思います。
「ToyMusical」のページだと翻訳の精度がアレなのか、Prismatica Material Recordsが悪の組織みたいな印象を受けるんですがどういうことなんでしょう?
2025.01.21 / UltraEcho a.k.a. funny drunker