COLUMN No.02NONSTOP MEGAMIX

NONSTOP MEGAMIX。


本家DDRではsoloシリーズだとコインを2枚消費することでプレイすることのできた特別な楽曲、あるいはDDR 5th MIXだと2曲分の消費で、NONSTOP MEGAMIXとは少々毛色が違いますが、ロングバージョンをプレイすることができました。

今回の【Re:LOADED】でも、旧作「DDR party nite MIX」に、主にAPPENDシリーズで収録していた、NONSTOP MEGAMIXやロングバージョンを収録しています。

そしてこの「NONSTOP MEGAMIX」は当時、ある種の定番と化していました。

意外な組み合わせや、MIXを担当した人物によるアレンジを加えるなど、既存楽曲のファンが喜ぶような仕組みになっていました。


さて、今回【Re:LOADED】を配布するにあたり「DDR party nite MIX」と「party nite MIX【Re:VISION】」を繋ぐために、ボーナストラック用のフォルダを制作しています。

単曲としては「party nite MIX」の歴史を語る上では欠かせない楽曲の、


原曲が収録されていなかった「pain」、


同梱テーマのBGMに一部を使用した「Felicital -儚き貴女に、祝福を…-」。


そして一聴するとただのゲーム音楽のREMIXであるけれど、重大な転換期に生まれた楽曲の「Moonlight Nocturne (Prism Remix)」を収録しました。


たった3曲のためのボーナストラック用のフォルダ、味気ないですよね?

ではどうするか――


「DDR party nite MIX」に「存在できなかった」楽曲と「存在した」楽曲のクロスオーバー。

制作予定であった「6th stage」や、我々が「Prismatica Material Records」としてリリースした楽曲を使って、制作スタッフである「Prismatica Material Records」の旗揚げ時点でのメンバーの楽曲を、NONSTOP MEGAMIXとして制作することとなり――?


はい、自分の「NONSTOP MEGAMIX」はありません。

当時の自分は「曲を作らないサウンドプロデューサー」で、ミックスダウンやマスタリングなど、そちらの方で「DDR party nite MIX」を支えていました。

D.T.O.名義を除くと、発表したのはわずか5曲というぐらいです。


それよりも自分としては「AsukaのNONSTOP MEGAMIXを作るなら、この曲も聴いてもらいたい!!」という思いがありまして、自分より『あの時代だと』発表した楽曲が少ないはずの、Asukaの「Galaxia」名義にMEGAMIX枠を譲りました。

ですが、今回のコラボ元である「オサナナジミハーレム」組ではなく、【Re:VISION】のコラボ先である「えらぶるっ!!」のヒロインのひとりである「DJ WatBell」名義でMEGAMIX制作しました。


なお、今後更新予定の楽曲紹介ページで深堀りしますが、従来の「DDR party nite MIX」は難易度を12段階としています。

そもそも当時は現在でいう15以上の楽曲が非常に少なかったのですが、現代での感覚だと15以上が「DDR party nite MIX」での12、という感じでしょうか。

今回の新曲も、当時の12段階での難易度付けに則っています。


――魔王、降臨。


「NONSTOP MEGAMIX」の楽曲に、あくまでも「あの時代」を模したフォルダにおいて規格外の、現代でもボスクラスの、旧作の基準では「13」をつけるしかないMEGAMIXが生まれました。CzQ、そこに正座しろ。

2024.05.01 / UltraEcho a.k.a. funny drunker