2024.01.09TUE

2023年度海外研修(中国):2023年8月9日~8月20日 

 コロナ禍の影響で2020年度より中断を余儀なくされてきた中国研修ですが、この度新たに受入校として協定を結んだ蘇州大学(中国・江蘇省)にて3年ぶりの研修を再開することができました。この研修の骨格は、午前中の蘇州大学の先生による講義と、午後の企業視察や文化研修により構成されています。先生による講義ではまず、中国や蘇州の経済発展の歴史や現状の分析、今後への課題などについて紹介されました。また、中国江南伝統文化や中国書画についての講義もあり、実際に対聯、パンダの水墨画、花の水彩画を体験することができました。

中国経済講義

中国文化講義

研修では蘇州市内視察や企業訪問、上海や杭州見学などのプログラムを豊富に含まれていました。特に杭州にあるアリババ本社の視察をすることができました。視察では社内の庭園を巡り、その後アリババの歴史をタオバオの成長から説明する展示室を視察しました。また、アリババグループのクラウドとAI部門の展示も見学し、開発中の生成系AIを実演していただきました。

エコバックス視察

アリババ本部視察

蘇州市内視察では、世界的な建築家によって設計された蘇州博物館を訪問し、宋代から清代の仏像や陶磁器、翡翠の彫刻など、近代以前の江南にゆかりのある品々を見学しました。また、明代に造られた蘇州四大庭園の一角にも数えられる拙政園も訪問しました。

また、今回の研修では蘇州大学日本語学科の学生が数名ボランティアで同行してくださりました。ボランティア学生と異文化交流する機会も設けていただき、講義や教員の紹介からは触れることの難しい中国の大学生活や若者文化などについての話をたくさん紹介していただきました。

蘇州博物館訪問

来年度の中国研修ではより多くの学生のご参加を期待しています。