国際経済学科 交換留学体験談(アメリカ・リンゼイウィルソン大学

経済学部国際経済学科 伊藤翔

 ◆ リンゼイウィルソン大学に留学を決めた理由

私は3・4年次の2022年8月から2023年5月までアメリカのリンゼイウィルソン大学(Lindsey Wilson College, Kentucky, U.S.)に留学をさせていただきました。主に留学を決めた理由やきっかけ、留学先での生活、そして留学を終えての感想を綴らせていただきます。

初めに、なぜ留学することを考えたかについてです。いたって理由はシンプルで“大学生中に英語を話せるようになりたかった”というのが原点です。現代ではサービスも充実しており日本に居ながら英語を習得するという方も少なくはないと思います。しかし私自身、実際に現地に足を踏み入れて日本の外に何があるのか、英語を学習しているうちに興味が湧いてきました。実際に現地の方々、またその国に集まる他の国々からの人と関わりコネクトができることが財産になると考えておりました。

交換留学の選考にはIELTSを使用しました。オンライン英会話と公式問題集を中心に学習を行いました。英会話ではレッスン前に自分が話したいトピックを用意してから臨みました。公式問題集ではなぜその問題を間違えたのか、YouTubeに解説動画がありますのでそれを見ながら学習しました。

留学を検討するうえで、その学校に同じ日本人が多いのか、大都市が近いのかなどを考慮しました。その中でリンゼイウィルソン大学は都市からは孤立しており、言い換えれば田舎の中に位置しております。しかし、それが私にとっては好都合でした。できるだけ日本語から離れ英語にコミットできる環境を選びました。

◆留学先での生活

授業が始まる数日前にオリエンテーションや交流会などがあり、多くのインターナショナルなコミュニティ形成ができていたのが印象的でした。大学生になってから留学するまでの約2年間は英会話にフォーカスする時間を多くしており、正直、授業は理解できると自信がありました。しかし、授業が始まってからの1週間目に全くと言っていいほど理解ができませんでした。このまま2学期を走り切れるのか不安でした。ですが、以前留学をされておられた方に「あまり気負いせず、何とかなるよ」とアドバイスをいただき、それからは考え込み過ぎないようにしました。そこからは各授業で話せる友達を作ることに努力しました。英語でコミュニケーションが取れ、授業や課題で困ったときに助け合える関係を築くようにしました。外国から日本に来られた方で日本語に困っていたら、助けようとするのは普通かと思います。同じことが海外でもいえるのです。先ほど述べましたように、リンゼイウィルソン大学は都市から外れているため、移動の際は毎度友達にお願いする形でした。若干申し訳なさもありましたがガソリン代を折半するなどで対応しておりました。

◆留学を終えて

アメリカで過ごした2学期はあっという間に過ぎました。帰ってきてから感じていることは、アメリカでの生活のほうが私に合っていたということです。日本にいた時ほど周りの目を気にせず、ありのままの自分でいることにストレスを感じませんでした。また、アメリカで再び学習をしたいと思い海外大学院を目指しております。留学では非日常を与えてくれて、自分との向き合う機会をくれます。この大学生の時間があるうちに思い切って飛び込むことは人生に大きな影響を与えてくれると思います。

私が留学を終えるまで関わってくださいました全ての方に感謝申し上げます。

大学のシンボルであるチャペルの写真

キャンパスのいたるところにベンチがあり、天気の良い日は多くの生徒が外で読書や学習をします。