国際経済学科 交換留学体験談(ブルガリアソフィア大学)

経済学部国際経済学科 牧野 駿斗

ブルガリアに留学したきっかけや留学準備について

私は、2022年9月から2023年7月までの10か月の間、東欧に位置するブルガリアのソフィア大学に留学していました。大学進学以前から、サッカーの影響で海外に興味を持っていた私は、グローバル人材の育成に力を入れている東洋大学に進学して、国際的な活動をする事を大学生活の目標としていました。この目標に加えて、国際経済について勉強する事で、途上国の経済成長の歴史とその課題への関心が自分自身の中で高まっていくのを感じました。その為、留学先を決める際には東南アジアや東欧の地域を中心に検討していました。最終的にブルガリアに決めた理由は、自分自身の専攻分野との親和性と「ヨーグルトで有名な国は一体どんな国なのだろうか。自分の目で確かめてみたい。」という好奇心でした。

留学準備は1年生から計画的に行い、英語関連の講座や国際交流活動に積極的に参加していました。長期休暇には、IELTS講座に参加して留学を志す学生の皆さんと一緒に勉強していました。留学決定後の準備では、公的な手続きが必要なパスポートやビザなどの準備もあり、場合によっては手続き完了までに長い時間を要する時もありました。また、国際的な社会情勢の悪化から正式な留学決定通知も例年より遅く、「本当に留学に行けるのか。」という不安が募っていた事も覚えています。

ソフィア大学

◆留学先での生活

ブルガリア人は、どこか日本人らしさを感じる人柄の人が多かったです。その為、現地での生活にはすぐ順応する事が出来ました。生活する上では、基礎的なブルガリア語を理解していると、より生活がしやすくなると思います。平日は、大学、図書館、またはカフェに行って授業の予習・復習を行っていました。近年は外国人留学生の増加に伴い、主な講義の使用言語は英語である事が多かったです。しかし、講演会などではブルガリア語だけの場合もあったので、その時はブルガリア人に英語通訳をしてもらっていました。ブルガリア語を学ぶクラスもあるので、安心して勉強する事ができました。スポーツ科目であるサッカーも履修しており、現地の学生と汗水を流しながら一緒にプレーしたのはとても素敵な思い出です。また、毎週1回はソフィア大学の日本語学科の授業や部活動に参加していました。ブルガリアで日本の事を一生懸命に勉強している人々を近くで見られた事は、日々の勉強や生活のモチベーションにもなっていました。休日は、ソフィア市内で行われるイベントに参加したり現地の友達と遊んだりしていました。長期休暇の際には、他のヨーロッパの国へ旅行に行った事もありました。

ソフィア大学横の国立図書館

◆留学を終えての感想

この留学を通して、自信を持つ事の大切さを学びました。現地の学校に通い始めの頃は、不安を抱きながら授業に参加する事が続き、何も身につかないまま時が過ぎていました。しかし、準備をして、間違っても良いから自分の意見を言う事で楽しさと自信を感じながら授業を受ける事ができました。その一歩を踏み出せた事で、より留学生活が充実したと感じています。これから留学を目指す皆さんにも、留学を通して自信を持つ事の大切さを実感して頂けたら嬉しいです。応援しています。