国際経済学科 交換留学体験談(フランス・ストラスブール大学)

経済学部国際経済学科 吉田有希 

 ◆フランスのストラスブール大学に留学したきっかけや留学準備について

私は3年生の時の、2021年8月から2022年1月までフランスのストラスブール大学に交換留学をしました。
私がフランスのストラスブールに留学した理由は主に3つあります。
1つ目は欧州議会がすぐそばにあり、EUの経済を近くで学べると思ったからです。ストラスブールは、EUの欧州議会がある街です。その街にあるストラスブール大学なら、そのような雰囲気を肌で感じることができるのではないかと思い、選びました。
2つ目は第二外国語でフランス語を履修しており、英語もフランス語学ぶことができると思ったからです。もともと、フランス語は難しいですが、綺麗な発音などが好きで、勉強している時もあまり苦ではなかったこと、また2つの言語を同時に学ぶ良い機会なのではないかと思いました。
3つ目は、フランスに対する憧れがあったからです。おそらくこれは皆さんも持ったことがあるのではないかなと思いますが、綺麗な景色や、料理、お菓子など一度は行ってみたいと思う人が多いのではないでしょうか。それを叶えちゃおう!と思ったのも1つのきっかけです。そしてストラスブールは、ドイツとの国境沿いにある国でフランスだけでなくドイツの文化も入り混じっている都市で、とても面白いなと興味を持ったのも1つの決め手でした。
そして留学準備では何事も早めの準備をお勧めします。私自身、今回の留学はコロナの関係もあり予定通りにいかないことも多くありましたが、早めに行動できたからこそこの状況下でも留学に行けたのかなと思います。また語学の勉強にやりすぎということはありません。フランスでの生活で何度も「こう言えたらいいのに」と、英語でもフランス語でも悔しい思いを沢山しました。また現地の手続きや生活などYouTubeで見て想像しておくのもお勧めです。

◆留学先での生活

留学先での生活で、ほとんどの方が気になるのは言語面だと思います。私も帰ってきてから友達によく「何語を話していたの?」と聞かれることが多かったです。基本的に私は、授業を英語で受講していたので、授業や学部の友達とは英語でしたが、例えばマルシェやパン屋さんなどで買い物をする時などの日常会話はフランス語を使っていました。初めはパンを一つ買うのですら大変だったフランス語ですが、最後は、翻訳アプリを使わずに、友達と話す事ができるくらいに上達することができました。また文化面でも日本とフランスの良い面も悪い面も両方がわかることができたのもとても良い経験で、フランスも日本も大好きな国になりました。そして冬にはストラスブールが発祥地で有名なクリスマスマーケットに友達と行くことができ、休日やバカンスの際には、陸続きであるヨーロッパの利点も生かして、フランス国内だけでなく、スペインやフィンランドなど多くの国に観光に行けたこともとても嬉しかったです。 

◆留学を終えての感想

異国で暮らす事でうまくいかない事も多くありましたが、今では全てがとても良い思い出です。そして世界中に友達ができたことも自分が留学に踏み出さなかったら、一度も出会わなかったと思うと本当に留学に一歩踏み出せてよかったなと思います。もし今留学に迷っている人の背中をこの文章を通して押すことができたら嬉しいです。

ストラスブールのクレーベール広場にあるクリスマスツリー

とても大きくストラスブールのクリスマーケットのシンボル的存在で、夜になると写真のようなイルミネーションを毎夜見ることができます。 

ストラスブール大聖堂

彫刻がとても繊細で、何回見ても圧倒されます。
また、夜のライトアップもとても綺麗です。また中に入ることもでき、ステンドグラスやからくり時計、天使の柱などを見ることができます。更には上に登ることもでき、ストラスブールの街を一望することができます。