国際経済学科 交換留学インタビュー(フランス・ストラスブール大学)

インタビュイー:松田恵里沙(経済学部国際経済学科)

インタビュアー:道重一郎(国際経済学科教授)

 ◆ 留学へ向けて

道重「フランスのストラスブール大学に留学したきっかけを教えてください.」

松田「小学生の時にテレビでモンサンミッシェルの特集を見たのをきっかけにフランスの文化に興味を持つようになりました.そこから派生してヨーロッパの街並み,建物,世界遺産に関心を寄せるようになりました.また,いつかフランスに住みたいと思っていて,そのために語学を学びたかったので留学を考えました.

道重「ストラスブールを選んだ理由がありますか?」

松田「制度面でマッチしたことと,ドイツとフランスの中間のような場所で,両国の文化も学べるからです.」

道重「留学までにどのような準備をしましたか? また,やっておけばよかったと思ったことはありましたか?」

松田「フランスへの留学であるため,フランス語の勉強が中心で,フランス語検定にも取り組みました.ストラスブール大学の講義は英語で実施されるものが多かったため,英語にも取り組んだことが役立ちました.かなり勉強したつもりでしたが,とっさの時には日本語しか出なくて困ったことがありました.行ってみて感じたのは,語学だけでなく,現地の社会制度や生活についても知っておくべきだと思いました.そうすれば現地の生活により早く,スムーズに溶け込めたと思います.」 

◆ストラスブールでの生活

道重「フランスでの生活はどうでしたか?」 

松田「日本との違いに苦労しました.インフラというと大げさですが,身の回りにある生活に関するものが日本とはずいぶん違います.例えば,住んでいた寮にドアがなかったり,明かりがつかなかったりなどかなり驚きました.」

道重「ヨーロッパは歴史のある建物を現在でも利用していますので,確かに不便なところがありますね.それも含めて文化ということでしょうか.」

松田「そうですね.いろいろ含めて「伝統的」ということですね!」

道重「現地の生活で印象に残ったことはありますか?」

松田「ストラスブールではクリスマスマーケットが有名で,点灯式に行きました.ガレットやクレープなどの露店などもめぐり,綺麗な町並みを友人たちと楽しめたことがいい思い出になりました.」

松田「食べ物も美味しかったですし,もともと旅行が好きなので,フランスの様々な街や行きたかったところにも出かけました.パリはもちろんですが,ドイツやスペインなどにも行きました.」 

◆留学を終えて

道重「留学して感じたことや変わったと思うことはありますか?」

松田「小学生のころから決めていたフランスへの留学が叶い,フランスの街で生活できたことは大きな喜びでした.夢を叶えるために,いつまでに何をするべきなのか,長期的な計画を立て,達成できたことで成長できたと思います.語学力も向上しましたが,何ごとにも挑戦する姿勢が身に付きました.」 

松田「実際に現地に住んでみると,いい面だけでなく様々な面があるのだということも実感しました.そのような経験を通じて,海外と日本を比較するものの見方が身に付いたと思います.留学を経て,特に,日本の治安の良さや清潔さに気づかされました.今後は日本の良いところを海外に発信していける存在になりたいです.」

道重「これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします.」

松田「留学したい,海外に住みたいという夢を持っている人は多いと思います.夢を叶えるためには逆算して準備をする必要があることが分かりましたので,早めに一歩踏み出してほしいと思います.」

道重「今日はありがとうございました.」