国際経済学科では、5月20日 (火)、21日 (水)、23日 (金) と、株式会社マイナビのキャリアサポーターを講師としてお招きし、本学科の1年生、2年生、3年生向けにキャリア講座を実施しました。
キャリア講座で扱う内容は学年ごとに分かれ、1年生は「キャリアスタートガイダンス」、2年生は「就職活動準備ガイダンス」、3年生は「インターンシップガイダンス」にそれぞれ参加しました。各講座の中では、近年の就職市場の動向、就職活動のスケジュール、インターンシップの状況など、就職活動の基礎知識について説明を受けました。そのうえで、ワークとして各自で自己分析を行ない、自分の興味のある企業を探して、その情報を確認しました。
以下、本学科の1年生、2年生、3年生の参加記録をご紹介します。
国際経済学科1年 EI EI KYAWさん
本日、マイナビのキャリアガイダンスサポートに参加しました。今回の講座を受けたことで、将来の進路のことや自分がどのような適性があるのか(自己分析)を考える貴重な機会となりました。私は、まだ1年生で将来についてはっきりとした目標がなかったのですが、自分の将来像を少しずつでも描き始めることが大事だと気づくきっかけとなりました。
今回のキャリア講座では、社会に出るまでにどのような準備が必要なのかを学びました。たとえば、大学生活の中でどんな経験を積むべきか、インターンシップの重要性、企業が学生に求める能力などについて具体的に説明があり、そのなかで印象的だったのは、「今の自分の弱みや強みを知ることが将来のキャリアにつながる第一歩である」というお話でした。
留学生である私は、将来日本で働きたいと考えていますが、まだどのような職業が自分に向いているのか分かっていません。しかし、自分の興味や価値観を整理しながら、今後どのような経験を積むべきかを考えることで、少しずつ進むべき道が見えてくるのではないかと思いました。特に、自分の「好きなこと」や「得意なこと」を明確にすることの大切さを実感しました。
キャリア講座は、将来の不安を和らげてくれるような内容で、とても役に立ちました。私のようにまだ将来の目標が決まっていない学生にとって、「今から何をすべきか」が少しずつ分かってくるような感覚でした。そして、キャリアデザインツール(Match Plus)の紹介があったので、実際に自分の強みや弱みなどもわかりました。これからは自分の強みを把握しつつ、積極的に学内外の活動に参加し、自分の視野を広げていこうと思います。そして、いろいろな経験を通して、自分に合った進路を見つけていきたいです。
国際経済学科2年 小坂 明里さん
今回のキャリア講座では、これから本格的に始まる就職活動に向けて、どのような準備が必要なのか、どんな視点で企業を選び、自分の強みをどう活かしていくべきかについて、具体的に学ぶことができた。私は2年生で、就職活動はまだ少し先のことだと思っていたが、講座内で3年生の夏休み終了時点で、インターンを経験している学生が8割にのぼるという話を聞き、1年後には多くの学生がすでに動き出しているという現実に驚かされた。就活の早期化が進むなか、こうした情報を今のうちに知ることができたのは、大きな収穫だったと感じている。
特に印象に残っているのは、「正確な情報収集」と「的確な戦略を立てること」の重要性についての話だ。なんとなく企業を探すのではなく、「誰に、何を、どう提供している企業なのか」という視点で見ることが大切だというアドバイスは、今後の企業選びに活かせると感じた。また、「社会人基礎力」という初めて知る指標についても、自分の強みや課題を客観的に知るきっかけになった。
講座内で行った診断結果では「チームで働く力」が高いと出て、自分でも驚いたが、振り返るとたしかにグループでの活動ではまとめ役になることが多かった。この結果はチームの中で力を発揮できるような働き方、自分の強みである協調性やまとめ役としての力を活かせるような職が向いていると知る機会となった。一方で、自分には主体性や挑戦する姿勢がまだ弱い部分としてあると認識することができた。失敗を恐れて動けない自分がいるからこそ、これからは小さな挑戦を積み重ねて、少しずつ行動力を育てていきたい。
今回の講座は、就職活動だけでなく、今後の学生生活の過ごし方や、自分のキャリア形成全体を考える上でも非常に有意義だった。早い段階で知ることで、これからの行動に余裕が持てると思うし、自信を持って動いていけるようになると感じた。今後もこうした機会を大切にして、将来につなげていきたい。
国際経済学科3年 武内 悠さん
私は、今回のキャリア講座で就職活動に対する準備の仕方や意味を学ぶことができた。昨今の就職活動は早期化していて、昨年と比べると1~2週間インターンシップの締め切りが早くなっている。そのため、自己分析とインターンシップへのエントリーをいち早く取り組むべきだということが理解できた。また就職活動において、合同説明会やインターンシップに参加することで、社員の方が実際に目で見た仕事内容の情報や仕事に対する思いを聞くことができたり、仕事理解や自己理解が進むということができたりする。なんとなく、合同説明会やインターンシップへ参加したほうが良いことは知っていたが、このような意味があるということは初めて知った。
そのうえで私は自身のキャリアについて、とにかく行動することが大事であると感じた。私は特に目標もなく、漠然と就職活動を始めたが、失敗することが怖くて、インターンシップへのエントリーをためらってしまっているが、東洋大学の先輩がインターン選考に落ちてしまったことがあっても本選考では内定をもらったという前例もあることから、本選考の練習をするために失敗を考えず、インターンシップの応募締め切りの確認から始めてみようと思った。
今回のキャリア講座を通して、より良いキャリアを歩んでいくために今できる準備の大切さを学ぶことができた。これまで私は目的も目標もなく、合同説明会に参加して、企業エントリーを出してインターンシップの内容を見ていたが、今後は自分の満足のいく結果を出せるように、合同説明会で社員の方が話している仕事に対する熱意や詳しい仕事内容にも注力して話を聞こうと思った。それとインターンシップの内容を見るだけに終わらず、少しでも興味があったらエントリーをいくつか出してみようと思った。就職活動にいまひとつ身が入り切れていなかったので、今回のキャリア講座がいい刺激になった。就職活動者としての自覚をもって今後の生活を見直そうと思う。
このように、参加した学生は、今回のキャリア講座を通じて様々な「気づき」を得られたとともに、今後の就職活動に対する意識を高めることができたと思います。国際経済学科では、今回のキャリア講座をきっかけにして、学生の皆さんがこれから就職活動を力強く進めていくことを応援しています。そして、就職活動が学生の皆さんにとって実り多いものとなることを期待しています。