国際経済学科 交換留学体験談(イタリア・ボローニャ大学

経済学部国際経済学科 ジリバルディ 香

◆留学したきっかけや留学準備について

私は2022年9月から2023年7月までイタリアのボローニャ大学(Università di Bologna)に留学していました。大学入学前から留学したいと考えており、海外留学や研修プログラムが充実している東洋大学に入学しました。姉が大学時代留学していたこと、昔から家族旅行で様々な国に訪れていたことから海外で勉強してみたい、暮らしてみたいと考えるようになりました。また、経済学を海外の視点で学んでみたいと思っていました。これらの理由から私は留学しようと決めました。

留学準備としては、高校時代は英会話教室に通い、英語技能検定の勉強に励み、資格を取るようにしていました。大学入学後は英語の授業を積極的に履修し、留学希望者向けの授業も履修しました。また大学外でIELTSの対策をし、オンラインの英会話レッスンも受けていました。特にリスニングとスピーキングの力を磨きましたが、留学先で使う教科書は分厚く、リーディング力も必要なので、リーディング力も磨くべきだなと感じました。

◆留学先での生活

ボローニャは学生の街と呼ばれているくらい学生が多く、様々な国からの留学生も多くいました。そのため、イタリア人だけでなく中南米、東南アジアなどの学生と関わりながら、充実した学生生活を送ることができました。1年間でたくさんの言語・文化に触れることができました。ボローニャ大学の授業は1コマ3時間の授業もあり、全て英語だったので最初はたくさん苦労しました。しかし、後期になると授業の受け方やテスト対策の仕方がわかっていた状態なので、少し余裕を持った状態で授業やテストを受けることができました。

本当に充実した留学生活を送りました。しかし、1年間海外に住んでいると、トラブルは必ず経験するといっても過言ではありません。実際に私はボローニャで入居トラブルを経験し、旅行先でスリに合いそうになりました。留学する際はトラブルがついてくることを理解し、焦らず落ち着いて対処していくことが大切だと思います。

◆留学を終えての感想

私は留学に行ってよかったなと心の底から思っています。高校生から留学したいと思っていました。しかし現実はそう簡単ではなく、大学入学してからはコロナ禍で海外には絶対に行けず、東洋大学にも通えない状況でした。2年生になり、来年ならいけるかもと思いましたが、3年生でいくと周りの人より就活が遅れてしまうと言う心配がありました。悩みに悩んで、やっぱり昔からの夢で、せっかくなら1年間行こうと決めました。実際に帰ってくると私は内定が1個もない中で、友人は全員就職先が決まっている状態でした。遅れてバタバタしながら就活を進めました。しかし、ボローニャでの出会い、つけてきた知識、全ての経験を思い出すと、やっぱり1年間留学してよかったなと感じます。ボローニャへの留学は一生経験できない人生最高の決断だったなと思います。

大学の施設の一部

授業