国際経済学科 卒業生からのメッセージ

経済学の知識は卒業後も活きる

2014年度卒業 中山 愛彩美
岡本物流

◆現在どのようなお仕事をされていますか?

物流の会社で貨物の輸出入にかかわる仕事(フォワーダー業務などの貿易事務)をしています。フォワーダーというのは,つまり”貨物の旅行代理店”です。実際に貨物の所有者であるメーカー,商社などの輸出入者に代わって船積に関わる書類作成,通関手続き,船腹予約手配などをしています。
私は輸出案件を担当しており,船積書類の作成/手配や,それに関わる関係部署(通関部門,貨物輸送手配部門)へのオペレーションなどをしています。

◆在学中の勉強や活動のなかでキャリア形成やお仕事で役立っている点はありますか?

基礎的な経済学を身につけられたことが仕事に役立っていると考えます。入社して間もないころは,経済学よりも語学の方がうちの会社では活きる知識だったのかもしれないと思うこともありましたが,社会に出た以上,必ず経済学というのは活きる場面があることを後々感じることがありました。たとえば,通貨の違いで必ず発生する為替リスクについて,「円安でどうなるか,円高でどうなるか」それを知識として身に付けているだけで日々の業務の取り組む姿勢も変わります。また,世界各国の経済状況や,カントリーリスクに考慮しながら仕事が動いていることを目の当たりにすると,大学時代に学んだこととリンクする部分が多々あって,面白みを感じます。
そういうことは仕事をしていく上で必要最低限の知識ではあるかもしれませんが,新たな知識を身につける上で手助けになるかと思いますし,経済を通じて世界とのつながりを感じながら仕事ができればモチベーションアップにもつながります。そういった点では国際経済を学んで,グローバルな仕事に携われたことは改めて良かったと思えます。

◆受験生へのメッセージをお願いします

大学生活では自発的な生き方ができると思います。特に東洋大学ではクラスというものが存在しない分,高校生までの生活とは違ったものになるかと思います。授業も,友達も,キャンパスライフは全て自分で決めることができます。その中で将来を考えれば,本当に自分がしたいことを見つけられるはずです。
私は高校生までなんとなくいろんな人の意見に沿う様な生き方をしていましたが,大学生活で自分で取捨選択する生き方をしていたら,自分に合う就職先も見つかり,一生付き合っていきたい友達も見つけることができました。ぜひ東洋大学でたくさん学んでたくさん楽しんでください。