国際経済学科　交換留学体験談（イギリス・エセックス大学）

私は３・４年次の2022年１月から７月までイギリスのエセックス大学に交換留学をしました。ここでは１）留学をした理由 ２）イギリスに決めた理由 ３）エセックス大学に留学を決めた理由をお話しします。

まず、留学自体をしようと思ったのは、留学以前から国際学生寮に住んでいましたが、物足りなさを感じてきたことがきっかけです。国際学生寮とは言っても、日本人の割合が高く、自分にとって居心地の良い「コンフォートゾーン」から抜け出して、チャレンジさせてくれる環境に身を置きたいと強く感じるようになりました。次にイギリスへの留学を決めた理由は、ヨーロッパ諸国へのアクセスが良いことから、学生寮に住んでいた友人を訪れたり、様々な建築様式や異文化に触れることができたりするなどのメリットがあると考えました。最後にエセックス大学を留学先に決めた理由は、エセックス大学には私が履修したい科目があった且つ、世界140カ国から学生が集う国際色豊かで、異文化体験を肌で感じることができる学校だと思ったからです。以上の理由からエセックス大学（イギリス）での留学に決めました。 

私は大学内の宿泊施設で、フラットメイトは合計12人で生活をしていました。学生寮は世界各地からの学生が集っており、共通言語は英語でした。１人部屋で水回りは共有だったので、慣れるまではストレスに感じましたが、今思い返してみれば、共有スペースがあったからこそ会話が生まれ、お互いをより深く理解し合うことが出来たと思います。留学当初は、英語でのコミュニケーションに苦労しました。しかし、英語が流暢でなくても、伝える意欲さえあれば、話を聴いてくれます。もちろん共同生活する上で生活習慣や価値観の違いで戸惑ったり、時には不快な思いをしたりしましたが、母国語ではない英語だったからこそ自分の気持ちをストレートに伝えやすく、相手と上手く付き合っていく方法を見つけられました。皆さんも最初は上手く聞き取れなくても、話せなくてもそこで諦めないでください 。

Wivenhoe Park  

コルチェスターキャンパス敷地内の公園で晴れた日にはピクニックをする学生達も多い。

留学を振り返ってみれば、３年生後期から始まる留学に対して就職活動に遅れをとってしまうことや、日本を離れて慣れない環境でやっていけるのかなどの不安はありました。しかし、留学を通して、自身が人生の中で成し遂げて行きたいことや、自身の強みや弱みを知り向き合うことが出来ました。そして何よりも、生涯付き合っていける友達が出来たことは本当に嬉しいです。

そして、日本を客観視することもできました。日本の高い利便性や安全性、衛生的な環境があることなど、さらに日本の魅力を知れました。また同時に、日本の学生の学ぶ意欲の低さや労働環境、外国の方々からみた日本や日本人の欠点など、長所と短所を知ることができて、とても貴重な体験になりました。慣れない環境に身を置くことで不安を感じることもあると思いますが、自身で留学する意義を落とし込むことが出来ていたら、辛い時でも乗り越えられると思います。そして、留学前に出来るだけ英語を学んで置くことや、日本に対しての知識を増やしておくことをおすすめします。

最後に、私が交換留学をするのに際して、サポートしてくれた家族や友人、ゼミの先生、国際教育センターの方など多くの方々に対して深く感謝しています。この交換留学での経験を活かして、これからも高みを目指していきたいです。

Colchester Town 

キャンパスからバスで約15分にあるコルチェスター町。休日には映画を観に行ったり、ご飯を食べに行ったりした。