国際経済学科では、1年生から少人数ゼミナールを実施しています。現代社会では、幅広い教養と深い専門性に加えて、価値観や言語が異なる多様なバックグラウンドをもつ人々とのコミュニケーション能力や協調性、創造性が求められています。1年生向けゼミナールIでは、プレゼンテーション能力やディスカッションスキルの向上、レポートや報告書の作成などを通じて、国際的に活躍できるようなグローバル人材の育成を重視しております。
授業内容や履修のアドバイスをはじめ、大学生活での様々な困りごとの相談役として各コースにフレサポ(フレッシュマンサポーター)を配置しています。 フレサポは資料配布など一般的な授業補助だけでなく、グループワークの支援、プレゼンテーションやレポートの作成へのアドバイスを行います。
フレサポ日誌(2025年4月~7月)
「フレサポ日誌」とはフレサポが主にゼミナールIにおける授業を「授業内容」「学生の様子」「フレサポ自身の学び」の3点から報告したものです。
2025年度は国際経済学科2年生~4年生の12名のフレサポがフレッシュマン(1年生)の授業をサポートしています。
全15回の授業を終えて、フレサポ報告会&懇親会が開催されました!
フレサポ12名と担当教員6名、国際経済学科学科長の平瀬和基先生が企画し、東洋大学学長の矢口悦子先生、副学長の澤口隆先生も参加してくださいました。フレサポと担当教員から半年間のゼミナールIの取り組みとフレサポの活躍が報告され、学長・副学長のお二人からねぎらいと今後に向けた激励のお言葉をいただきました。
以下はフレサポから半年間を振り返っての一言です。
鈴木 航太(コース1:殷婷)
フレサポとして過ごした半年間は、新入生と自分自身の成長を実感できた最高の経験でした。春学期開始当初は不安そうだった新入生が、最後には楽しそうに意見を交わしていました。そんな姿を見て、楽しい学校生活を送るための手助けができた喜びを感じました。また、授業中、1年生の様子を見て声をかける中で自分自身の観察力も向上しました。新入生とフレサポの双方が成長できるこの活動を、今後も伝統として続けていきたいです。
飯田 大智(コース1:殷婷)
フレサポとして半年間、1年生の春学期という大学生活のスタートをサポートできたことを大変嬉しく思います。授業が始まった頃はグループ内でも必要事項以外喋る姿を見せなかった1年生が最後の授業では笑い声を交えながら意見を交わす姿を見て、とてもやりがいを感じました。また新入生をよく観察することで、それぞれの性格にあったコミュニケーションの仕方を変える力も身につけることができました。新入生をサポートしながら自分自身も成長できたこの活動に感謝します。
西野 まりん(コース2:棟近みどり)
フレサポを通して1番良かったことは、最初に目標にした「フレサポ像」になれたことです。それは、親しみやすくも頼りがいがあり、憧れられるような存在です。最初は1年生に話しかけることに少し抵抗がありましたが、回数を重ねるうちに上手くコミュニケーションが取れるようになったと思います。1年生から「フレサポさんいてくれるのはありがたい」と言ってもらえたり、授業外で挨拶してもらったり、些細なことでもとても嬉しかったです。また、先生方からも想像以上に感謝され、自分が授業運営に少しでも役立てたことも嬉しく思います。
梅澤 里奈(コース2:棟近みどり)
半年という短い期間でしたが、フレサポの活動を通して周りを見る力が身につきました。学習作業に困っている学生に自ら声をかけたり、特に不安を抱える留学生をサポートする中で、相手に寄り添い行動する大切さを学びました。また、授業中の小さなトラブルにも柔軟に対応し、先生の進行を支えることができました。毎週の関わりの中で、1年生の成長を間近で感じることもでき、大きなやりがいになりました。
柴田 爽良(コース3:吉田敦)
フレッシュマンサポーターとして活動した期間は、私達にとっても多くの成長をいただけるとても有意義な時間でした。矢口学長からも「履修学生と同じようにフレッシュマンサポーターも一緒に成長できる機会だったのではないでしょうか」というお言葉をいただきました。お言葉通り、本当に多くの事を学ぶことができたと実感しています。また、授業内では1年生向けの課題として今後の目標を考えることがありましたが、私自身も自らを見つめ直す、とても良い機会になったと思っております。この経験を糧に、残りの学生生活がより一層充実したものになるよう頑張りたいと思います。
大崎 聖斗(コース3:吉田敦)
フレサポの活動を通じて「相手に寄り添いながら伝える力」の重要性を学びました。そして何より1年生からの素直な反応や質問に触れることで、自分自身も多くの学びを得ることができました。報告会では澤口副学長から「自分なりの経験や気づきを大切にして欲しい」というお言葉をいただき、自分がこのフレサポで得た経験を今後の学びにも活かしていきたいと思いました。
XU YICHENG(コース4:李綱)
フレサポとしての半年間は、新入生と共に成長できるかけがえのない経験でした。最初は緊張していた学生たちが、徐々に積極的に発言し、笑顔で意見を交わすようになる姿に大きなやりがいを感じました。特に、留学生へのサポートや個別相談を通じて、相手の立場に立って考える力が身に付いたと思います。授業では学生の小さな変化に気づき声をかけることで信頼関係を築き、先生方と連携しながら授業を支えるという、貴重な経験ができました。「ありがとう」の言葉や授業外での挨拶が何よりの励みになりました。この活動を通じて得ることができた「寄り添う力」と「観察力」は必ず今後の糧になると思います。フレサポとして関わることに心から感謝します。
高橋 里奈(コース5:古屋あい子)
フレサポとして1年生の基礎ゼミに関わることができたのは、私にとってとても貴重な経験になりました。活動を通して、自分の言葉で伝える力やサポートのあり方について深く考える機会を持てたこと、本当に学びの多い時間でした。この制度に携われたことで、自分自身も大きく成長できたと感じています。ここで得た気づきや学びを大切に、今後の大学生活にしっかりと活かしていきたいです。
浅野 奈那(コース5:古屋あい子)
フレサポとして過ごした半年間はとても充実しており、私にとってとても有意義な時間となりました。最初は不安もあり、学生との距離感や関わり方に苦戦しましたが、回数を重ねるごとに、学生から頼ってもらう機会が増え、やりがいを感じながら活動できたと思います。また、行動計画シートやグループディスカッションの様子を観察する中で、学生の学習意識の高さに触れ、自身の学びにつながる経験ができたと感じています。今回の経験をこれからの生活に生かし、自身の成長につなげたいと思います。
神田 雄飛(コース6:渡辺千尋)
今回のフレサポの活動を通して自身の至らぬ点、これからも続けていくべき点を明確に知ることができてよかった。憧れられる人物にはなれているのかどうか自覚してはいないが、1年生の目にいつでも頼れる先輩と映っていればうれしいと思う。逆に1年生から学ぶことも多く、短い期間ながらもひたむきに努力している姿から互いに成長している実感を持ちながら活動することができ、沢山の頼れる後輩ができてよかった。第一期のフレサポということで様子見しながらの活動ではあったが、個人的には大成功だと思っている。貴重な体験ありがとうございました。
第14回授業
国際経済学科2年 神田雄飛
今回は前回自身が選んだ新書及び新書内容に関連する新聞記事から作成したレポートをもとに、グループ内でプレゼンテーションを行いました。グループの中で、発表者、司会、タイムキーパー、撮影と役割を決めて発表後の質疑応答やアドバイス等の議論を行い、最後にプレゼン発表者への評価を行いました。 長い時間同じグループとして活動してきたメンバーの前での発表だからか、リラックスした状態で臨めた人が多く見られる印象でした。質疑応答の時間でも積極的に発言し、指摘やアドバイスも忌憚ない意見を言えていて、良いグループ活動を行なっていたと思います。
プレゼンの出来栄えには巧拙がありましたが、少なくとも全員が完成までは持って行くことができた点はよく頑張ったと思います。上手だった人は、内容の一貫性、プレゼン資料の見やすさ、立ち振る舞いどれを見ても素晴らしく、これまで行ってきたゼミでの活動を咀嚼し、それを踏まえて自分で+αを付け足し、より良いものに仕上げようとした努力の跡が散見されました。一方で先ほども言った通りプレゼン資料は巧拙があり、レポート作成がうまく行かなかったことが影響して、プレゼン資料の内容も薄くなってしまった人もいました。大学でのプレゼンの機会は今回だけではないので、今回うまく仕上げられなかった人も、担当の先生、フレサポそして同じグループの班員からのアドバイスを受け止め、2年次以降のゼミナールで活躍してもらえれば嬉しいです。
1年生は最後の大きな課題が終わり、ようやく肩の荷が下りたと思います。短い期間でレポート作成からプレゼン資料制作まで行わければいけないスケジュールで、とても大変だったと思います。それでも、ひとりひとりが頑張って取り組む様子を見ることができ、フレサポとしてとても嬉しく思いました。レポートの出来栄えに差ができてしまったのは、フレサポである自分が学生のやる気をうまく引き出せなかったり、うまく調べ学習の手がかりを与えてあげられなかったりしたためかもしれません。責任の一端は自身にもあり、その点は反省しています。半年間のフレサポ勤務が終わったこの段階で、これまでの活動や自分の行動を振り返り、自身のこれからも続けていく部分、改善すべき部分を考えていくつもりです。これからの人生で、アルバイトや就職後など、後輩を教育・指導する立場になる時がまた来ると思います。その時に後悔のないよう、今回の経験を大切にしていきたいです。
第13回 レポートのピア・レビュー
オンデマンドまたは対面にて、レポートを提出する前に、チームメンバー内で「レポート評価のチェックリスト」に基づいてレポートの評価をし合いました。
第12回 授業(7月2日)
国際経済学科2年 KANG SANGTAE
7月2日第12回のゼミナールでは、レポートの書き方について学びました。レポートの構想をチームメンバーと共有するグループワークが行われた後、レポートの書き方について講義が行われました。
第10回では自分が興味を持ったテーマに関連する新書や新聞記事を集め、第11回ではその読み方を学びましたが、今回は実際にそれらを読み込んで、どのような構成でレポートを書くかをまとめたレジュメを作ってくるという課題が出されていました。学生たちは、そのレジュメをチームメンバーと共有することで、チームメンバーから新たな情報を得たり、フィードバックを受けたりすることができます。
学生たちのレジュメには、よくまとめられているものと、そうではないものがありましたが、これはどちらが良い、悪いということではありません。あまりうまくまとめられていないレジュメの場合は、調べようとしたテーマに関する情報が不足していたり、参考にした本や新聞記事などの内容が難しかったため、うまく整理できなかったりという場合が多いように見えました。私は提出されたレジュメに簡単に目を通し、学生たちがうまく情報共有やコミュニケーションができるように、一緒に学生たちのグループ会話に参加して、様々なアドバイスやフィードバックを行いました。
今回のグループワークでは、レポート作成で困ったときに一人で悩むのではなく、チームメンバーと一緒に考えることで、解決の手がかりを得たり、励まし合ったりすることができるということが分かりました。学生たちはこのゼミナールを通じて、国際経済学に関する知識を学ぶだけでなく、一緒に目標に向かって頑張るという協調性を学ぶことができます。
学生たちが協力し合う姿を見たことが、私自身も周りの人と相談しあったり、悩みを共有し合ったりできるような協調性を大事にしていこうと思うきっかけになりました。ゼミナールIも残りわずかとなりましたが、学問の学びと同時に、協調性や連帯意識なども身につけられる環境を作れるよう、サポートしていきたいと思います。
第11回 ゼミナールI
国際経済学科2年 浅野奈那
本日第11回のゼミナールでは、レポート作成に不可欠な「テキストを読むスキル」について、講義と実践が行われました。はじめに、前回の課題である情報収集の成果報告とフィードバックがあり、その後、テキストの読み方に関する講義が行われました。講義の内容を踏まえて、学生たちは自分たちで選んだ記事を実際に読み、理解を深める時間が設けられました。
成果報告の時間では、学生たちが発表者の話に真剣に耳を傾け、活発に質問を交わす姿が多く見られました。また、自分のテーマと選んだ資料との関連性について、他の学生に意見を求めるなど、課題に主体的に取り組む姿勢が印象的でした。単に課題をこなすのではなく、より良い成果を目指して疑問を持ち、工夫する姿勢が表れていました。一方で、報告が短時間で終わり、時間を持て余してしまうチームもありましたが、発言しようと努力する姿勢や、互いに助け合う様子も見られ、前向きな学びの姿勢が感じられました。
今回の活動を通して、私は、チーム内で自分の役割を果たすことの重要性について改めて考えました。議論をまとめる役割、アイコンタクトを取りながら話をしっかり聞く役割、活発な意見を出す役割など、それぞれが異なる役割を担うことで、チームの話し合いが円滑に進みます。自分に求められていることを理解し、それを実行する力が、より良い議論や授業づくりには不可欠だと感じました。フレサポとしても、学生や先生から求められている役割を自覚し、授業の進行や雰囲気づくりに貢献していきたいと思います。
第10回 ゼミナールI
国際経済学科2年 高橋里奈
第10回ゼミナールでは、今後控えているレポート執筆およびプレゼンテーションに向けた情報収集の時間となりました。先生からサイトの使い方についての講義があり、その後は学生たちがそれぞれのテーマに沿って実際に調べてみる時間が設けられました。東洋大図書館OPAC、新聞記事検索サイト、CiNii、Google Scholar、e-Statなどを活用し、具体的に情報を探す練習が行われました。
学生たちは、分からないことがあるとすぐに先生やフレサポに質問するなど、積極的な姿勢が多く見られました。グループのメンバーで助け合っている場面もあり、協力的な雰囲気が感じられました。一方で、論文検索ではなかなか絞り込みができずに悩んでいる学生もいたため、キーワードの工夫や検索方法の柔軟な使い分けが課題であることも見えました。中には、複数のキーワードを試行錯誤しながら地道に調べる姿勢が印象に残りました。
フレサポとして今回の活動に参加する中で、学生との距離感や声のかけ方について改めて考えさせられました。分からないことがあっても、こちらに気軽に声をかけてもらえる機会はまだ少ないと感じたため、より話しかけやすい雰囲気をつくる努力をしていきたいと思います。また、自分自身も学生と同じようにCiNiiやe-Statを使って論文やデータを調べる練習をする中で、検索スキルの重要性を実感しました。今回得た経験を、今後の自分の学びやフレサポとしてのサポートに活かしていきたいです。
第9回 ゼミナールI「レポートとは・メールの書き方」
国際経済学科3年 XU YICHENG
本日、第9回のゼミナールⅠでは、主に三つの活動を実施しました。まず、新たなグループ分けを行い、学生たちは互いに自己紹介をした後、新しいグループ名を話し合って決定しました。前回の経験が活かされ、話し合いはスムーズで活発なものとなりました。次に、後半の課題であるレポート作成についての説明がありました。レポートには三つのタイプがあることが紹介され、今回はその中から論考型を選んで執筆することが求められました。さらに、先輩の学生が作成したレポートのサンプルが提示され、学生がレポート作成のイメージを具体的に持つことができました。最後に、教員宛てのメールの書き方に関する指導が行われました。実際に学生にメールを書いてもらい、その内容に対して講評と具体的なフィードバックを提供しました。
グループ活動の中では、学生たちが積極的にコミュニケーションを取り、終始和やかで前向きな雰囲気が感じられました。一方、メール作成の課題では、署名の漏れ、冒頭の挨拶不足、文体の親しさや丁寧さの欠如といった形式的なミスが多く見られました。しかし、学生たちがフィードバックを素直に受け入れ、改善に努める姿勢は大変印象的でした。このような実践的な演習は大学生活の中でも特に重要であり、メール作成のスキルを身につけることは、今後の学業や人間関係においても役立つと強く感じました。
良い授業とは、単に知識を伝えるだけでなく、学生自身が理解を深め、表現力を高められるよう導くことだと改めて実感しました。特にレポート作成やメールのような実践的なスキル習得には、具体的な事例提示、繰り返し練習、的確なフィードバックが欠かせません。私自身、今回の授業を通して、学生がつまずきやすいポイントを明確に把握し、それに適切に対応する方法を学びました。フレサポとしては、単なる教員の補助に留まらず、学生と教員の間をつなぐ橋渡し役として、積極的に観察し、タイミングよく声をかけることで円滑なコミュニケーションを支える存在でありたいと強く感じました。今後も学生一人ひとりに寄り添い、継続的にその学びを支援していきたいと思います。
(写真は第10回授業のフレサポにおける講評の様子)
第8回 竹田幸太郎氏講演
竹田幸太郎氏は国際連合専門職に最年少の25歳で採用され、コソボやソマリアなどで調整官、渉外専門官として7年間勤務されました。国際機関で働いていた時のご経験、大学一年生へのアドバイスなど、様々なお話をしていただきました。以下は、受講生の感想です。
R. M.
国際連合という言葉自体は以前から知っていましたが、実際にどのような活動を行っているのか、また世界のどのような地域でどのように関わっているのかについては、これまで深く考えたことがありませんでした。今日の竹田さんのお話を聞いて、国連の仕事の幅広さや複雑さを知り、非常に驚かされました。特に印象的だったのは、国連で働く人でさえ、説明するのが難しいという点です。それだけ世界中で多岐にわたる活動が行われているのだと実感しました。中でも心に残ったのは、コソボとソマリアに関する話です。コソボは危険な国というイメージを持っていましたが、実際に現地に行ってみるとそうではなく、他国によって流された誤った情報が独り歩きしていたという事実に驚きました。その一方で、比較的安全な国だと思われていたソマリアでは、日常的に多くの人が亡くなっているという現実も知り、情報の受け取り方の難しさを感じました。私たちが普段目にするニュースや情報が、必ずしも真実を反映しているとは限らないこと、そして現地で実際に見聞きして初めて見えてくるものがあるということを学びました。
M. S.
今回のご講演の中でとくに印象に残っているのは、「自分と違う意見の人としっかり話す」というお話です。正直自分と同じ意見の人と話している方が楽だし嫌な思いをしないですみますが、あえて意見の違う人と話し自分に負荷をかけることで、自分自身の成長や新しい発見に繋がるというお話だったのですが、共感する部分が多かったため、とても印象に残りました。私は、昔は他人と意見が同じことが正しく、意見が違うことは恥ずかしいことだと思っていました。そのため、人の意見を聞いて合わせ、自分の意見はあまり言うことが無かったです。しかし、中学校で部活動に入り、そこで自分の意見を伝える大切さを学び、大きく成長することができました。仲間と意見を共有し、さまざまな意見を出すことでより良い方法に辿り着くことができたり、自分と異なる意見を聞くことで自分の考えを深めることができました。大学生になって自分の意見を伝える機会も他人の意見を聞く機会も減って忘れてしまっていましたが、今回のご講演で思い出すことができ、良かったです。これからも、自分と異なる意見の人としっかり話すようにし、自分自身をどんどん成長させていきたいと思います。また、竹田さんのような、聞く人を引き込む、心に残るスピーチをできるようになりたいと思いました。自分がスピーチをするときは、今回の竹田さんの話し方などを真似してみたいと思います。貴重なお話をありがとうございました!
J. K.
本日のゼミでは、25歳という若さで国際連合専門職に採用された竹田さんのお話を伺いました。私は留学生として日本で学んでいますが、異なる文化や言語の壁を越えて国際機関で活躍されている竹田さんの姿に、深く勇気づけられました。特に、学生時代からの継続的な努力と、失敗を恐れず挑戦し続けた姿勢に感銘を受けました。彼の話から、国籍や年齢に関係なく、自分の強みや経験を活かせば世界で通用することを実感しました。また、多文化環境でのコミュニケーション力の大切さも再確認できました。私自身も、留学生という立場を武器に、より広い視野を持って将来の進路を考えていきたいと思います。このような刺激的な講義に参加できたことに感謝します。
第7回 ゼミナールI「プレゼン発表」
国際経済学科3年 梅澤里奈
第7回ゼミナールでは、グループごとに選んだ経済に関する書籍をもとにプレゼンテーションを行いました。
発表に慣れていない学生が多く、緊張した様子が見られました。どうしてもスライドに視線が集中してしまい、聞き手に向かって話すことや自分の言葉で説明することに難しさを感じているようでした。また、スライドの文章をそのまま読み上げる場面が多く、内容を自分の言葉で伝える意識を高めることが大事だと感じました。
発表を通して多くの学生が苦戦していた点は時間制限でした。時間を超えて発表することができなかったため、時間内にすべてを話そうとして話すスピードが速くなることで大幅に時間が余ってしまうグループもありました。しかし、時間に余裕がないと気づき、スライドを飛ばしてすぐに結論をまとめ、発表を完結させようと柔軟に対応した学生もいました。発表では結論が特に重要なので、そこに十分な時間をかけられるような構成が大切だと感じました。また、事前に発表練習していたグループとそうでないグループがあり、練習量の差が表れていたように思います。
一方で、前回授業での教員からのスライドについてのアドバイスを受け、全体的に完成度は高く、図やイラスト、色使い、アニメーションなど、視覚的に工夫されていました。難しい内容の文献を選んだグループもありましたが、要点が簡潔に整理され、結論がしっかりまとめられていると感じました。これまでのゼミナールを通じて、グループ内の仲もだいぶ深まり、それぞれのグループの発表スライドから異なる良さが感じられたことを嬉しく思います。
今回の発表を通して、プレゼンテーションは「情報を伝える」だけでなく、「どう伝えるか」が重要であると改めて実感しました。スライドや話し方の工夫に加え、アイコンタクトやジェスチャーを取り入れることで、より伝わりやすい発表になると感じました。
第6回 ゼミナールI
国際経済学科3年 鈴木航太
本日行われたゼミナールI第6回の授業では、いよいよプレゼン発表が実施されました。プレゼン発表は、このゼミの大きなメインイベントの一つです。どの学生も、この日のために多くの準備を重ねてきました。その姿を見ていたため、私自身も少し緊張をしていました。 今回の発表が、大学生活で初めてのプレゼンとなった学生も多く、緊張している様子も見られましたが、どのグループも自信を持って堂々と発表していました。資料の完成度や、しっかり通る声から、発表に向けて一生懸命に練習を重ねてきたことが伝わってきました。授業外の課題も多い中、グループ全員が協力し合って取り組んでいたのだと感じられました。次回発表を控えている学生にとっても、大きな刺激になっていると思います。また、質疑の時間を通して、今までの自分になかった新たな視点の発見にも繋がったと思います。次回の授業の際にはより、質疑の時間の充実にも力を入れたいと考えています。 フレッシュマンサポーターとして準備の段階から関わってきましたが、大学に入り、初めて出会った仲間と力を合わせることは簡単なことではありません。そんな中でも、それぞれが自分の役割を果たし、一生懸命取り組んでいる姿に、私自身も改めて頑張っていこうと思いました。ゼミナールIはまだ続いていきます。今後の授業も、学生一人ひとりが学びを深め、皆にとって最高に充実した時間としていけるよう、私自身もサポートを続けていきたいと思います。
第5回 留学セミナーへ参加して
国際経済学科1年 近藤真帆
ゼミナールIの合同授業にて留学セミナーが実施されました。授業内で、国際経済学科の先輩方(上海外国語大学松永さん、ニューヨーク州立大学杉本さん)の留学体験談話を聞きました。上海外国語大学に留学された松永さんは、旅行がしたいという目的から留学を決めたそうですが、中国の様々な場所を訪れながら様々な経験をして、生きる力、つまり、行動力と対応力が語学力以上に大切だと感じたそうです。また、留学を体験して日本の良さや自分の良さに気づくことができたという言葉がとても印象に残りました。留学は、語学力をつけるために行くだけでなく、自分自身を見つめ直す貴重な機会でもあると感じました。
一方、ニューヨーク州立大学に留学されている杉本さんは、留学準備期間に2年をかけ、国や大学からの奨学金の支援、留学先の学内アルバイトを活用しながら費用面を工夫していたという点が印象に残りました。また、留学を通じて、自分の可能性を広げて、自信がついたこと、また、普段出会えないような人とも出会う機会があるという話もされていました。今までとは異なる環境の中で過ごし、自分とは異なる価値観を持つ人たちと出会うことで、新たな挑戦にも前向きに取り組むことができるようになるのだと感じました。留学という挑戦を続けることで、自分の視野や経験が大きく広がることに改めて気づきました。
今回の留学セミナーを通して、留学は単に語学を学ぶ場では無いことに気付かされ、自分自身の成長に繋がる機会だと感じました。費用や準備の大変さはありますが、それ以上に得られるものは大きいのだと思いました。私は、いつか海外に1人で旅行に行きたいと考えています。その時は、生きる力とやりたいことに挑戦するということを大切にし、普段はできない経験をたくさんして、自分の可能性を広げていきたいと思います。
(第5回授業はフレサポではなく国際経済学科の1年生が執筆)
第4回 ゼミナールI「スライドの作成」
国際経済学科4年 LU ANQI
本日第4回のゼミナールIでは、各チームが選んだ本について、各チームのリーダーからラフ・デザインとスライド作成の分担に関する報告を受けました。 授業の冒頭では、先生からプレゼン用スライドの作り方や、どのようにしてプレゼン内容の「面白さを伝えるか」といった点についての説明がありました。その後、学生たちはプレゼンに向けて発表内容について話し合い、チーム内で役割分担を決めました。プレゼンの導入部分となるクイズから始まり、序論・本論・結論に至る構成まで、丁寧に準備している様子が印象的でした。分からないことについては、積極的に先生やフレサポに質問する姿も見られました。授業の終わりには、ほとんどのチームがスライドの構成をまとめることができていました。 まだ大学に入学したばかりで、大学生らしいプレゼンを初めて準備するのは大変だと思いますが、チームリーダーを中心としたディスカッションは活発で、メンバー全員が積極的に取り組んでいました。学生間のコミュニケーションもよく取れており、チームとしてのまとまりや一体感が感じられました。あるチームでは、選んだ本の難しい部分を丁寧に読み込み、細部についても話し合いを行い、先生からのアドバイスも受けながら前向きに取り組む姿勢が見られました。 今回、学生たちの発表を傾聴して感じたのは、他者と関わる際には、発言にしても質問にしても、相手の話をよく聞き、理解したうえで、自分の意見や理解をどう効果的に伝えるかが非常に重要だということです。私自身にとっても、チームワークは常に挑戦と新たな発見につながる活動です。性格の違いを尊重しながら意見を交わし、成果へとつなげていた一年生の姿勢には、私自身も学ぶところがありました。
第3回 ゼミナールI グループワークの実践
国際経済学科3年 柴田爽良
本日のゼミナールIでは、グループごとに本日の話し合いの役割を決めてから、課題本の担当章を各学生がレジュメを作成したうえで発表しました。レジュメ作成は第2回授業での課題であり、ほとんどの学生がしっかりとレジュメを作成し、教員とグループメンバー分の部数を印刷して持参し、円滑にグループ発表を行うことができました。
大学生活が始まって間もない一年生ですが、しっかりと各々の担当箇所を読み込み、フォーマットに沿ってレジュメの作成ができているのが印象的でした。グループ内ではリーダーを中心に発表者への質問等も活発に行われており、全体的にしっかりとグループワークができている様子が見受けられました。
前回からグループごとに活動しているということもあり、笑顔も見られ、グループ内での人間関係が構築されて話しやすい環境になってきているのかなと感じました。
しかしながら、まだまだ大学生活は始まったばかり。レジュメ発表が初めてということもあり、まとめた内容をそのまま読んでいるだけの学生も多かったです。まとめた内容にプラスアルファで説明し、聞き手の理解を促すような発表をできている学生は少なかったのかなと思います。
今回学生の発表を傾聴してみて感じたことは、しっかりと本を読み込んでいる学生は発表もスムーズに行えており、質問にもしっかりと対応できていました。他人に向けて話をする際に、自分自身がいかに内容を理解しておくことが重要であるかというのを改めて実感しました。
相手に何かを伝える――、そのためには自分自身で内容をしっかりと理解する、という発表前のプロセスがいかに重要かということが私の中で大きな学びになったと思います。今までも意識はしていましたが、聞き手だけという役割に回ると改めて自分自身の内容理解が重要であるかということに気づきました。
第2回 ゼミナールI
国際経済学科3年 大崎聖斗
本日の第2回ゼミナールIでは、グループでの文献選定と役割分担を中心とした授業が行われました。まず、チームに分かれて名札を作成し、チームビルディングに関する講義を受けた後、自己紹介とチーム名の決定に向けた議論が行われました。その後、各チームで読む文献を選び、リーダーを決定、選択した文献の章の分担を決めるという流れでグループワークが進行しました。
今回の授業では、初めてのグループワークという事もあり、学生間で活発なコミュニケーションを行っている姿を見ることができ、最初は緊張気味だった学生たちも、次第に表情が柔らかくなり、笑顔が見られるようになっていきました。特に、チーム名を決める場面では、ユニークな名前を提案し合う姿が印象的でした。
また、グループリーダーを決める際にはリーダーに積極的に立候補する学生が多く、今後の大学生活を意欲的に取り組もうとしている姿勢がみられました。文献選びでは、どのチームも真剣に議論し、それぞれの関心やレベルに合った本を選ぼうとしている様子が見られました。中には難しそうな本に挑戦しようとするチームもあり、授業に対する前向きな姿勢、チャレンジする学生の姿を見ることが出来ました。
私自身は、今回の授業を通じて、改めて「今、目の前にある課題にしっかり向き合うこと」の大切さを実感しました。グループワークの中では、文献を選ぶことやリーダーを決めること、分担を決めることなど、いくつもの小さなステップが積み重なっていました。その一つ一つの課題に対して学生が丁寧に向き合う姿勢を見て、自分自身も「今できることをきちんとやる」姿勢を見直さなければと感じました。特に「本を読むのが苦手」「どれを選んだらいいか分からない」といった声にも寄り添いながら、その場でできる工夫を一緒に考える中で、課題に対する向き合い方は人それぞれであっても、“まずは目の前の一歩を踏み出す”ということが何より大事だと気づかされました。目の前のことに全力で取り組む姿勢が、チームとしての信頼にもつながるのだと感じた場面でもありました。
第1回 ゼミナールI
国際経済学科3年 飯田大智
本日、ゼミナールIの第1回の授業が行われました。今回の授業では担当教員によるディプロマポリシー(DP)の説明を受けたうえで、国際経済学科の学習目標との関係性をお話ししていただきました。その後、担当教員およびフレッシュマンサポーターの自己紹介を行い、1年生同士のグループ内での自己紹介に移りました。授業の後半には、コンビネーションインタビューゲームを行い一年生同士の親睦を深めました。
今回の授業では、初回の授業ということもあり先生の説明を1年生が真剣に聞き入っており、今後の大学生活への意欲を感じられました。また、初めは学生も緊張していましたが自己紹介を通して次第に1年生同士で打ち解け合って会話する姿も見ることができ、後半のインタビューゲームでは笑顔も見られ自ら積極的にコミュニケーションをとる姿が見られました。授業開始前は1年生同士がうまくコミュニケーションをとれるかどうか不安もありましたが、授業開始後は、積極的にコミュニケーションをとる姿を見ることができホッとしました。
今年度、私はフレッシュマンサポーターとして参加させていただきましたが、改めて国際経済学科のディプロマポリシーの説明を聞き、自分自身のこれまで2年間の学習、行動を振り返ることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。そして1年生の意欲の満ち溢れた目、姿勢を見て自身も残り少ない大学生活に対して頑張る活力をもらえたように感じました。春学期を通じて担当教員とともに1年生の大学生生活をサポートできるように精一杯頑張ります!
国際経済学科ゼミナールIのフレッシュマンサポーター研修が実施されました
国際経済学科3年 西野まりん
本日、2025年度から新たに導入されるフレッシュマンサポーター (通称フレサポ) の研修が実施されました。フレッシュマンサポーターは、国際経済学科に所属する上級生が、1年生のゼミナールIで学習や生活面でのサポートをする仕事です。
研修では、はじめに学科長の平瀬先生からお話があり、ゼミナールIのフレサポに選出された学生は責任感を持ち、1年生にとって憧れの存在になることなど、心構えを述べられました。今年のフレサポメンバーは2年生から4年生までの学生で、各自の自己紹介のあと、今後の連絡手段等のレクチャーがありました。
今回は初の試みということもあり、フレサポの学生の様子は少し不安な面もありますが、全員が初めてだからこそ、一緒に創り上げていくイメージで頑張りたいとみんなが思っているように感じました。今後は、フレサポ同士の連携や協力もできるようになれば良いと感じました。 研修では、ゼミナールIを担当される先生方も、学生のために試行錯誤されており、そうした新たな面も私には新鮮でした。また、パソコンのスキルアップや学生へのアドバイスなどを通じて、自分自身の成長に繋がるように頑張りたいと思います。1年生にとって、気軽に話しかけやすく、いてくれて助かったと思われるフレサポになりたい!来週から始まる春学期を通じて東洋大学国際経済学科フレサポとして貢献できるよう努めていきます!