国際経済学科 ゼミナール紹介

大学と高校の一番の違いはゼミ。ゼミ(ゼミナール、セミナーともいいます)とは、少人数クラスのことで、先生を囲んで専門的な勉強をします。ゼミの運営は先生によって違い、ディベートやプレゼンテーション、ゼミコンパやゼミ合宿など、多様なプログラムが準備されています。
「ゼミの仲間は一生の仲間になる」とよく言われます。国際経済学科では、1年生の基礎ゼミが必修です。2年生以降のゼミは選択制となっていますが、大学に入ったのならぜひゼミを履修しましょう!

専門ゼミの紹介

大野ゼミ

担 当 :大野 裕之 教授

テーマ :経済現象の実証分析

指導方法:PCを使った統計処理の実践、ExcelやEviewsを用いて回帰分析の基礎を教授する。

ゼミ

担 当 :郝 仁平 教授

テーマ :変貌する中国の経済と社会

指導方法:本ゼミの目標は中国経済全般に関する知識を身につけることにあります。具体的には、新聞記事や文献などを素材とし、中国の政治・社会・経済などの基礎知識を学びながら、その経済発展の歴史、現状および問題点などを考えます。
併せて中国の経済発展が世界経済に与える影響、日中経済関係の現状と課題なども検討・論議します。
「全員参加型」ゼミを目指しますので、ゼミ生が積極的に論議に参加することが課せられます。

川野ゼミ

担 当 :川野 祐司 教授

テーマ :ヨーロッパ経済入門

内 容 :テキストを離れて、レポート・論文の輪読に挑戦してみましょう。また、Excelなどを用いて統計データの扱い方も習得します。これまで行った勉強と情報スキルを使って、レポートの作成を行います。
ゼミでの勉強の成果を果たすために、経済学検定への挑戦を予定しています。各種資格、公務員試験などに向けた勉強も大いに奨励しますので、いろんなものに挑戦して下さい。

指導方法:毎回、全員がマーケットレポートとレジュメを作成します。ゼミの流れは、まずマーケットレポートの報告を行った後、私が輪読資料について簡単な解説を行います。その後、報告、ディスカッションを行います。

齋藤(翔)ゼミ

担 当 :齋藤 翔太朗 准教授

テーマ :世界経済史の基礎と研究

内 容 :本ゼミナールの専門分野は,世界経済史です.主要な問題関心としては,資本主義や市場経済がどのように形成・成立・発展してきたのか,世界や各国の経済がどのように成長してきたのか,経済のグローバル化がどのように進行してきたのかといったことがありますが,それ以外にも様々な論点が存在します.過去・現在・未来は連続していますので,今世界で起こっている諸問題の本質について考察するためには,まず歴史を学ぶことから開始しなければならないのです.

指導方法:本ゼミナールの目的は,(1)世界経済史についての知識を拡げ,深めるとともに,(2)「問う」・「調べる」・「考える」・「伝える」ための技術・作法・度胸を身に着けることです.具体的には,世界経済史に関する様々な文献を輪読するとともに,それぞれが自分の研究テーマを設定し,個人研究を進めます.そのうえで,最終的に卒業論文を執筆することを目指します.これらの取り組みを通じて,世界的かつ長期的な視点を踏まえた思考力を養っていってもらえればと思います.

隅田ゼミ

担 当 :隅田 和人 教授

テーマ :経済データの分析

内 容 :このゼミでは、経済データの分析方法を学び、実際の分析に応用し、それを報告できるようになることを目標にしています。
分析方法の習得については、テキストの「輪読(りんどく)」を通して、分析方法の応用は、レポート作成を通して行えるようになってほしいと思っています。
このようなゼミでの活動を通して、「読み、書き、話す」の練習をします。

外木ゼミ

担 当 :外木 暁幸 准教授

テーマ :計量経済分析

内 容 :統計ソフト「R」を用いて経済データを分析する手法を習得することを一つの目標としています。
社会科学的な問題意識を持ち,理論とデータを用いて経済構造を明らかにし,問題を解決する政策について考える.そして,結果を論文にまとめて発表し議論する.そうした知的プロセスの体得を目指しています。

平瀬ゼミ

担 当 :平瀬 和基 教授

テーマ :経済理論の基礎と応用

内 容 :経済理論を学び、それがどのように使われうるのか理解することを目的とします。ゼミ生によるテキスト・論文とグループ学習の発表、議論を主とします。経済理論に限らず、人に何かを伝えるということは重要です。良い訓練の場にしてください。

棟近ゼミ

担 当 :棟近 みどり 教授

テーマ :リスキー・ワールドを読み解く

内 容 :最近話題の“金融工学”(ファイナンス)、特に現代資産選択理論をH・マーコヴィッツの分散投資から学び始めています。
ゲーム(サイコロを振ってランダム・ウオークの体験)をしたり、ビデオ(マーコヴィッツのノーベル賞業績が実は“落第すれすれ”の博士論文だった)を見たりして、なるべく面白く理解できるよう心がけています。
秋学期は、グループでポートフォリオ方針を決め、インターネット上のバーチャル市場で株式売買を体験し、レポートを作成します。単なる投機的な投資ゲームではなく、投資先の企業研究や市場調査を通じて、来るべき就職活動の際の意思決定に役立つように配慮しています。
「経済学は意思決定科学である。」これはノーベル経済学賞受賞者グレンジャーの言葉です。人生における「より良い意思決定」のために学びましょう。しかし、意思決定で変えられるのは、“自分”と“未来”、“他人”と“過去” は変えられません。先入観念にとらわれない自由な発想こそ、独創の始まりです。

楊ゼミ

担 当 :楊 起中 准教授

テーマ :国際経済及び企業の多国籍化

内 容 :現代経済では世界の至るところで生産システムのグローバル化が続いており、国々は財やサービスの貿易、金融や投資を通じてかつてないほど密接な繋がりを見せています。このゼミでは、国際経済と企業の多国籍化に関する知識の習得に加え、各自が国際経済に持つ問題意識について実証分析を実践することを目指します。
具体的には、2年次では国際経済学や多国籍企業論、計量経済学の手法について学びます。3年次では国際経済学や多国籍企業論に関連するトピックの理論と実証分析について理解を深めます。4年次は卒業論文の執筆を行います。
また、各学年で共通して国際経済に関連した時事ニュースの解説や議論を導入することで、理論と現実の一体化を目指します。

吉田ゼミ

担当:吉田 敦 教授

テーマ:グローバル経済を学ぶ

内容:本ゼミナールでは、現代グローバル経済の基礎知識の学習と国内外での実践的活動を重視している。具体的なキーワードとしては、発展途上国および新興国の経済・政治情勢、国際開発・国際協力、紛争と安全保障、フェアトレードなどを挙げておきたい。通常ゼミではテキストを読み解きながら、グループワークやプレゼンテーション、ディスカッションの場を設け、学生の基礎的知力と物事の本質を見抜く力を伸ばしていく。加えて、実践的活動では、国内では各種企業や他大学のゼミ生たちと連携して、オリジナル商品の開発や企業とのコラボ商品を企画・販売、国外では海外スタディツアーも実施する。多様な学習、経験を通じて、学生たちが主体的に挑戦・行動・実践するゼミナールを目指している。

吉田 敦ゼミナール Instagram:https://www.instagram.com/yoshidaseminar/

李ゼミ

担 当 :李 綱 准教授

テーマ :国際環境経済学の理論と応用

内 容 :私たちの身近のPM2.5問題から地球規模の気候変動までさまざまな環境問題が深刻化している。経済学は環境問題への理解および解決にとても役に立つ。本ゼミは国際的視野に立って環境経済学のテキストの輪読・発表・討論を通し、経済学のアプローチから様々な環境問題への理解を深め、その対策を考える。それと同時に、まとめ力・伝え力・ディスカッション力の向上も目指している。3年次ゼミは英語で行われる。

指導方法:輪読(発表)について教員が適宜コメント・アドバイスする。ゼミ生は積極的な質問・討論が求められる。