2021.10.18MON

根本ゼミで災害ボランティア講習を実施しました

2021年10月13日(水)、根本ゼミ(災害ボランティア班)が、東京都文京区の防災担当の方をお招きして、災害ボランティア講習を開催しました。

根本ゼミではさまざまな視点から政策提言を行っており、災害ボランティア班(柳生さん、志村さん、星野さん/いずれも4年生)は「災害時の学生ボランティアの募集と養成」をテーマにしています。

メンバーは、この講習を実施する必要性や相当性を次のように話しています。
現在、新型コロナウイルスの流行により、全国の自治体では十分に防災講習が行えておらず、万一被災した場合には、避難所は訓練不足によって深刻な能力不足に陥る可能性があります。 このことを問題点と捉え、私たちは、大学生の若い力と余暇時間、旺盛なボランティア精神に着目し、学生が(自宅に居ながら)事前にボランティアの知識や経験を積める場を用意すべきではないか、と考えました。 この講習の目的は、講習そのものではなく、「大学と自治体が連携して、学生ボランティアを対象に訓練を行うシステムづくりとそのノウハウの収集」にあります。 東洋大学・文京区との取り組みを全国の大学・自治体間で再現可能にすべく、実際に講習を行ったうえで政策提言として発表したいと考えています。

今回の講習はウィズコロナ時代におけるオンライン防災訓練の実験の意味も込めてオンラインで行い、17名が参加しました。事前に制作したビデオ放映や、区のご担当からの解説も含めて、次の事項を学習しました。
・文京区の避難所開設キットを利用した避難所の初動対応について
・避難所での恒常的な業務について
・ボランティアをする上で必要な手続き・準備・心構え
・東洋大学の防災設備を確認し東京都文京区と比較する

文京区の防災担当の方からは、

「この講習会は新しい試みでした。自宅に居ながら事前に災害ボランティアの知識や経験を積めるように訓練していけることを模索したいと思います。 また、これからも地震などの災害が起きる可能性がありますので、防災に関して学んだことを皆さんからいろいろな方に教授してほしいです。」

というコメントがありました。