第18回研究会中止または延期のお知らせ・追記(5月13日)・お知らせ(7月31日)

お知らせ(2020年7月31日)

9月に開催を予定しておりました第18回フッサール研究会についてお知らせいたします。

研究会企画実行委員で協議した結果,9月に予定されていたオフラインによる研究会をとりやめ,オンラインにより研究会を開催することに決定いたしました

1.

報道などを通じてご存知かと思いますが,新型コロナウィルスの国内感染者数(日毎)は,6月に入って再び増加傾向にあります。今年2月,3月の状況(数字)と単純に比較することはできないとは思われますが,他方で,3月の研究会の開催延期を決定する理由となった状況と異なると判断することもできません。

諸々の条件を綜合的に判断して,オフラインでの研究会を開催することは現状ではなお難しいと判断した次第です。

2.

オンラインでの開催については,各種の映像通信サービスを用いたリアルタイム開催ではなく,オンデマンドの形態をとります。発表者の方にあらかじめ資料(動画・ハンドアウトなどの電子ファイル)を用意していただき,アップロードされた当の資料を研究会参加者が一定期間内の任意のタイミングで閲覧,質問やコメント等を開催者側で収集し,それに対する応答を再びアップロードして質疑応答に代えるという方法です。時期としては,もともと開催を予定していた9月中旬を予定しております。

リアルタイム(オンタイム)でのオンライン開催についても検討いたしましたが,これは,実現できれば望ましい開催形態である一方で,その復旧が場合によっては容易ではない技術的問題の発生する可能性を考え,今回は見送ることにいたしました。

3月に発表を予定されていた方々には,別途,ただちに詳細をお知らせいたします。例年とは異なる状況・異なる形態での研究会となりますが,ご理解いただきたければさいわいに存じます。

なおシンポジウムにつきましては,オンライン・オフラインどちらの形態においても今回は開催せず,来年3月の次回研究会に延期いたします。

(研究会の開催にかかる詳細は今後,継続的にメール,サイトを通じてお知らせしてゆきます)

フッサール研究会企画実行委員会

追記(2020年5月13日)

3月14日・15日に開催を予定していたフッサール研究会の開催を見合わせてから,はや2ヶ月余りが経過しました。その後の経過については,みなさまもご存知のことかと思います。

第18回研究会の延期については,状況を注視しつつ判断することとしておりましたが,さしあたり9月半ば,早稲田大学を会場として開催することをひとつの可能性として検討しております。とはいえ,開催を断言できる状況にはほど遠い情勢です。上記の延期案を選択肢として考慮してはおりますが,再度,開催が困難であると判断することも十分にありえます。最終的な判断については,遅くとも7月末にはお知らせしたいと考えておりますので,もうしばらくお待ちいただければと思います。

なお,オンラインによる研究会開催の可能性にも言及しておきたく思います。各大学でインターネットを用いた遠隔による授業がはじまり,すでにいくつかの学会では研究大会をオンラインで開催するという試みも見られます。フッサール研究会の規模がそれほど大きくないことを考え合わせると,こういった方途で研究会を開催することも選択肢の一つではないかと思われてきます。この選択肢についても,諸々の状況の推移を考慮しながら慎重に判断してゆきたいと思いますが,その過程で,みなさまのご意見等お尋ねする可能性もございますので,その際にはどうぞ調査にご協力いただければさいわいです。

現状では確定的なことを申し上げる段階にはいたっておらず,心苦しいところではありますが,ご理解をたまわりたく存じます。

フッサール研究会企画実行委員会

第18回研究会中止または延期のお知らせ

新型コロナウィルスの感染拡大と,各種イベント・集会の中止/延期の相次いでいることは,すでに各方面でご存知のことかと思います。フッサール研究会企画実行委員会でもまた,3月に予定されていた研究会について開催すべきか,中止または延期すべきかについて検討し,現状では次回第18回研究会を中止または延期すべきであるという見解に達しました。

すでに報道などを通じてご存知の方もおられるかと思いますが,厚生労働省は現時点で「イベント等の主催者においては,感染拡大の防止という観点から,感染の広がり,会場の状況等を踏まえ,開催の必要性を改めて検討」してほしいが,「イベント等の開催については,現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではない」としています。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00002.html

しかし,研究会を開催することによって感染の拡大を助長する危険性がある以上,その危険性を押して研究会を予定通り行なうことに十分な正当性を見出せないと判断しました。

今回,重要視されるべきことは,自身が感染するリスクはもとより,自身がキャリアとなって健康上の問題を抱える方々に感染させてしまうことのリスクです。フッサール研究会は,規模としては必ずしも大きな集会ではありませんが,各地から参加される方がおり,距離的に比較的な大きな移動を伴うことを踏まえると,当該リスクはその大小に関わりなく避けられません。また,感染防止のための十分な対応をとることも難しいと判断いたしました。

発表を予定されていた方々,シンポジウムの登壇者の方々をはじめ,開催の準備に関わってくれた方々,そして研究会に参加を予定されていたみなさま,ご理解のうえ何卒ご海容ください。

なお3月以降の第18回研究会の開催については,事態を注視しつつ,安全性が確認でき次第,あらためて決定するつもりでおりますので,もう少々お待ちいただきたく存じます。

フッサール研究会企画実行委員会