小手川正二郎 真理と誠実さ フッサール、レヴィナス、ウィリアムズ
林遼平 『危機』における「新しい関心」と「生活」 ハーバマスとフェルマンのフッサール批判を手掛かりに
栁川耕平 フッサール初期時間論から中期時間論への予持概念の変化
綿引周 「括弧入れ」とは何か 還元されることと現象学の領野に含まれること
田口茂 モナド論と原事実 『間主観性の現象学』に含まれる一つの筋道
鈴木崇志 フッサールの他者経験の理論における三種の「出会い」
納富信留 現象学の語りとその問題 田口茂『現象学という思考 〈自明なもの〉の知へ』(筑摩選書、2014年)を読む
山田圭一 本質は本当に必要なのか 同一性と類似性という観点から
山口弘多郎 フッセリアーナ第39巻『生活世界』についての報告 原創設、世界経験、方位付け構造、自然、実践
吉川孝 フッセリアーナ第39巻『生活世界』を読む 確実性、根源的獲得、正常性をめぐって
村田憲郎 『時間意識についてのベルナウ草稿(1917/18)』を読む
吉田聡 生成する時間 『C草稿 時間構成についての後期テキスト(1929–1934)』を読む
★★
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凡例
本誌におけるフッサールの引用・参照は、基本的に『フッサール全集』(Husserliana)にもとづく。『全集』の巻数とページ数は、それぞれ大文字ローマ数字、アラビア数字で示される。(ただし、編者による序文の引用・参照の際には、小文字ローマ数字が用いられる。)なお、Husserliana Materialien からの引用にあたっては、巻数の前に「Mat.」という略号が添えられる。
編集:鈴木崇志