第13号 2016年3月

研究論文

石井雅巳 『全体性と無限』における享受論の実在論的読解――レヴィナスはいかなる意味で現象学的か

加藤康郎 人はなぜ描くのか――現象学的美学の可能性について

高山佳子 フッサールの倫理思想とケアの倫理――ケアの倫理の哲学的原理的探求に向けて

特集「情動の哲学と現象学的感情論」

陶久明日香 情状性/気分の規定力

服部裕幸 情動(emotion)の問題について

八重樫徹 価値に触れて価値を知る――フッサールと情動の知覚説

特別寄稿

ニコラ・リベラティ(訳:大家慎也・植村玄輝) 私たちはボーグか?――技術による集合体としての主体をめぐって

フッサール研究会特別企画「フッサールの新資料を読む(3)」より

佐藤駿 『論理学研究 補巻 第一部』を読む

松井隆明 存在と証示可能性 『フッセリアーナ』第36巻『超越論的観念論』を読む

フッサール研究会特別企画「フッサールの新資料を読む(2)」より

植村玄輝 フッサールの新資料を読む 『一般的認識論――1902/03年講義』

八重樫徹 道徳における客観性と感情――『倫理学入門』を読む

フッサール研究会特別企画「フッサールの新資料を読む(1)」より

葛谷潤 『知覚と注意』(XXXVIII)に関する報告

鈴木崇志 『論理学研究補巻』第2分冊についての報告


フッサール研究第13号 2016年3月 目次(PDF版)

★★

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凡例

本誌におけるフッサールの引用・参照は、基本的に『フッサール全集』(Husserliana)にもとづく。『全集』の巻数とページ数は、それぞれ大文字ローマ数字、アラビア数字で示される。(ただし、編者による序文の引用・参照の際には、小文字ローマ数字が用いられる。)なお、Husserliana Materialien からの引用にあたっては、巻数の前に「Mat.」という略号が添えられる。 

編集:佐藤駿・鈴木崇志