目次(PDF)
岩内章太郎 思弁的実在論の誤謬——フッサール現象学は信仰主義か?——
佐藤大介 『イデーン I』における時間論の棚上げは適切だったのか
峯尾幸之介 M・ガイガーの内在的心理的実在論について
松井隆明 「現代現象学の批判的検討」前書き
荒畑靖宏 現象学の2つのドグマ
鈴木生郎 現代哲学としての現象学
戸田山和久 現象学を再定義する――『ワードマップ現代現象学』第1部を読む――
植村玄輝 現代現象学は何をする(べきな)のか――荒畑・戸田山・鈴木への応答――
富山豊 現象学の二つのノルマ
森功次 現象学の境目問題について美学の観点から答える
八重樫徹 現象学はどこまで?——『ワードマップ現代現象学』への批判に応える——
吉川孝 生き方としての現象学――私の経験にとどまる哲学と自然主義との別れ道――
秋葉剛史 植村玄輝著『真理・存在・意識』に関する若干の考察
葛谷潤 二つの意味?
富山豊 『論理学研究』におけるふたつの反心理主義——植村玄輝『真理・存在・意識:フッサール『論理学研究』を読む』を読む——
植村玄輝 命題・事態・志向性――『真理・存在・意識』への疑問と批判に応える――
佐藤岳詩 倫理的に生きることと理性的に生きること――八重樫徹『フッサールにおける価値と実践』の価値、理性、愛をめぐって――
永守伸年 規範倫理学としてのフッサール哲学の可能性
吉川孝 行為者と規範——現象学は現代倫理学のなかでいかなる独自性をもちうるのか?——
八重樫徹 反省と愛の倫理学——『フッサールにおける価値と実践』への批判に応える——
栁川耕平 フッセリアーナ第41巻を読む――1918年以降のフッサール本質論――
★★
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凡例
本誌におけるフッサールの引用・参照は、基本的に『フッサール全集』(Husserliana)にもとづく。『全集』の巻数とページ数は、それぞれ大文字ローマ数字、アラビア数字で示される。(ただし、編者による序文の引用・参照の際には、小文字ローマ数字が用いられる。)なお、Husserliana Materialien からの引用にあたっては、巻数の前に「Mat.」という略号が添えられる。
編集:鈴木崇志・栁川耕平・峯尾幸之介・佐藤駿