第17号(2020年3月)

目次(PDF)

研究論文

紀平知樹 観光経験の現象学的考察

村田憲郎 マイノング‐シュテルン論争とフッサール

特集:「社会」の現象学の可能性

倉田剛 社会存在論の「統一理論」について――その意義と問題点――

浜渦辰二 社会的世界の間人格的構成――フッサールとシュッツ:再考――

前田泰樹 現象学とエスノメソドロジー――経験の一人称性と社会性――

フッサール研究会特別企画「フッサールの新資料を読む(7)」より

橋詰史晶 フッサール本質論の諸相――フッセリアーナ第41巻『本質論および形相的変更の方法について』を読む――

フッサール研究会特別企画「フッサールの新資料を読む(8)」より

植村玄輝 過渡期のフッサール――『判断論――1905 年講義』を読む――

綿引周 フッセリアーナ資料集第II巻『論理学講義 1902/03』を読む——『論理学研究』の補完——

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論文の著作権は各著者に属する。また無断転載を禁じる。

凡例

本誌におけるフッサールの引用・参照は、基本的に『フッサール全集』(Husserliana)にもとづく。『全集』の巻数とページ数は、それぞれ大文字ローマ数字、アラビア数字で示される。(ただし、編者による序文の引用・参照の際には、小文字ローマ数字が用いられる。)なお、Husserliana Materialien からの引用にあたっては、巻数の前に「Mat.」という略号が添えられる。

編集:鈴木崇志・栁川耕平・峯尾幸之介