投稿日: Jan 31, 2019 4:5:57 AM
指導要領の改訂の議論では、深い学びに繋がるものとして教科や分野の「見方・考え方」が重要視されています。専門家と高校の先生の対話を通して、この中身や育成方法の工夫により授業改善が進む他、専門家が高校に出かけて探究の時間に体験を語ることで、生徒が社会で生きるための教科を越えた主体的な学びを得る事が求められています。
今回のシンポジウムでは、赤堀先生が英国のコンピュータサイエンス(CS)がICT道具活用の著者であり、STEMと同様に課題解決を目指していること、プログラム教育は記号の組み合わせにより意図実現するとの見方・考え方をご紹介いただきます。続いて学会会員の大学教員から高校生や中学生への科学教室や出前授業の実践紹介いただきます。これに加えて牧野先生から行動特性(コンピテンシー)を見える化した大学授業設計と高校への展開、尾上先生から分野融合を意識した情報科学教室、塙先生から探究授業の実践と今後の展開についてお話いただきます。文科省での議論のとりまとめをされた大杉先生には、趣旨とともに専門家集団である学会への期待、その後取り組んでいる大学入試改革の推進についてご紹介をいただき、高校物理の先生であった浦崎先生には、キャリア教育に繋がる物理教科授業例の紹介を紹介いただき、「見方・考え方」育成についてご意見を伺います。