投稿日: Mar 19, 2016 2:58:57 AM
九州大学で開催された電子情報通信学会の総合大会の中で「教育改革」の背景と動向を学会会員に啓発することを目的としたシンポジウムを開催した。
高大接続システム改革について部会の小林委員の報告に続き、福岡県のアクティブラーニングの推進報告、熊本県の生物の溝上先生の実践、大学における評価、リーダー育成を紹介いただき、中教審菊川先生に改革の基本をご説明しいただき、原島先生、博士学生を含めた討論。
参加者は50名と少ないが、会場からの多くの質問があり、中味の濃い議論。素晴らしい理念の実行が焦点。先ず教員が主体的に経験、仲間と協働して授業改善は基本。福岡県は文科省の10の重点プログラムに高校として唯一選ばれ、このボトムアップを実践、学校毎に多様な目標、授業実践を推進。溝上先生は自らの体験を振り返りながら対話を取り入れた生物授業実践をAL型で講演。ICTは生徒の把握に有効、未来のトップリーダーは自主企画体験からと続いた。パネル討論では自立、協働、創造が目指す資質能力の基本でありゴールとの菊川先生のリマインドに続いて討論。公園でなく原っぱでと原島先生のコメント。学生からAL疲れなどの本音も。長崎県から参加いただいた舟越先生から贅沢な会。6回目の企画を自ら司会したこともあり、大きな満足感。
翌日は福岡でしかできないことを求めて、大牟田に前川先生、放送大に菊川先生を訪ね、1時間余の意見交換、駅前会議室で経過を学会ヒューマンコミュニケーション研究会委員長に報告、今後の学会での教育問題への取組の道筋をつけた。大変有意義なシンポジウムとなった。