投稿日: Oct 09, 2013 1:40:7 AM
<狙い>
高校生の学びの意欲を高めることを目指して先生と連携して始めた電子情報通信学会の研究会の活動をベースにして、広く教育を含む他分野の専門家や関心を持つ市民も加えて、人の繋がりやコミュニケーションの本質、未来世代の学びを支援する仕組みを一緒に考える場をデザインしました。
本フォーラムでは、高校の先生が取り組まれている授業改善の実践の中から、①グループでの討論をベースにしたアクティブラーニング授業、②地域との連携を通して社会の中での自立を促すキャリア教育、③i-padなどの情報機器の活用を通した学校や授業の改革、④これらを支援するボランティアやベンチャーの活動の紹介をいただきます。これら仲間、対話、ICT等の力を活用した学ぶ意欲を高める方向を確認した後、幸福感に裏付けされた“楽しい学び”をゴールとする社会システムデザインについて、大学の先生を含めたパネル討論を行います。
システム思考により教育の課題を可視化した図を学生が紹介、イノベーションの前線に関心を持つ研究・技術計画学会の会員も加わって、本来の“システム”や“デザイン”の基本に戻り、イノベーションへの道を探します。
<11月26日プレイベント> Workshop「 “学ぶ意欲”を考える@早稲田大学」 前回の以下のプレイベントが好評であったことから、少しスタイルを変更して更に深めるため急遽開催を決めました。今回からの参加も大丈夫です。仲間の力、対話の力を実感する良い機会です。多数の皆様の参加をお待ちしています。なお前回のイベントのまとめも次のページからアクセス可能です。
https://www.facebook.com/events/1432170530328971
<10月22日プレイベント> Workshop「システム思考で教育問題を解決する!」 12月のフォーラムは、電子情報通信学会や研究技術計画学会の会員と高校の先生、教育に関心を持つ学生、市民との繫がりの形成を目的としています。このプレイベントでは、教育に強い関心を持つ学生や一般市民にシステム思考の方法を指導しながら、対話して課題をまとめ図に表して可視化します。FBから参加を募集しています。なおまとめも次のページから是非ご覧ください。
https://www.facebook.com/events/527070850713735
「学びのイノベーション」フォーラム
日時: 2013年12月15日(日) 13時-17時
場所: 政策研究大学院大学 東京都港区六本木7-22-1 5階L講義室(100+α名収容可)
主催:
電子情報通信学会 HCG所属第3種研究会「未来世代から見たコミュニケーションの魅力と学習意欲向上」
研究技術計画学会 イノベーションフロンティア研究懇談会 「教育イノベーション分科会」
学生有志グループ「ひとつなぎ」
後援:
協力:
フェイスブック 未来人づくりFC System Thinker’s Cafe そもそも会議 人むすびの場
プログラム
13:00-13:30 委員長挨拶と問題提起
コミュニケーションの原点 原島 博(東大名誉教授)
イノベーションフロンティア 小林 直人(早稲田大学研究戦略センター教授)
フォーラム企画と趣旨説明
日本の教育の課題* -システム図による課題整理- 学生WG渡邊峻(神奈川大)・内山裕介(慶応大)
13:30-14:30 <第Ⅰ部 意欲を高める 高校先生の実践>
司会 福島 毅 (”Link and Create ”代表)
アクティブラーニング(能動的学習)型授業」の意義・効果・始め方
~キャリア教育・生徒指導等を教科科目の授業に埋め戻す~ 小林 昭文(元埼玉県高校物理教員 現河合塾)
地域との協働を通した学校、地域、意欲ある人づくり 浦崎 太郎(岐阜県立可児高校)
14:40-15:40 <第Ⅱ部 ”ICTでの支援?”>
司会 小村 俊平(イノベーティブティチャー学会)
デジタルネイティブ世代と学校の未来 金子 暁(広尾学園)
ICTとSNSによる学びの拡張 -新たな意欲を生み出す仕掛け- 野本 竜哉(iOSコンソーシアム)
15:50-17:00 <第Ⅲ部 パネル討論 “イノベーションへの道” 協創
オーガナイザー 野田 武志(世界連邦21世紀フォーラム)
基調講演 幸福感を意欲に高めるシステムデザイン 前野 隆司(慶応大学SDM研究科)
パネリスト:原島 博(電子情報通信学会)小林 直人(研究技術計画学会)
17:10-18:30 <第Ⅳ部 意見交換会 ”コミュニティ形成のトライから”>
17:00-19:00
会場内の食堂で懇親会(会費2000円)を行います。プレフォーラムの対話、この日の報告からの気づきを振り返りながら、仲間を広げ、理解を深め、次のステップを考えてみませんか!
<参加申し込み>会場管理の関係で事前申し込みが必要です。
①フェイスブックイベントから参加申請下さい。
12月15日「学びのイノベーション」フォーラム https://www.facebook.com/events/626198127422964
②メールでmogai@mbn.nifty.comまで お名前に加えて所属もご連絡ください。
<参加費>500円 学生無料
<懇親会>終了後同大学内食堂で開催します。(会費2000円:学生1000円)
<講師紹介>
アクティブラーニング、反転授業は先生の間で最もホットなキーワードの一つです。小林先生はその第一人者で、埼玉県の高校で物理授業改善の積み重ねから生み出した知恵とスキルを、定年退職後は全国を駆け巡って伝授されています。仲間の対話を促して脳を活性化、物理に限ることなくすべての教科に、更には一斉授業においても挑戦、秘策にも迫りつつあるようです。意欲を引き出すポイントを伺うのが楽しみです。http://d.hatena.ne.jp/a2011+jyugyoukenkyu/
“Google行”バス。社会の多様化、早い変化の中でどう生きるか?岐阜県の浦崎先生のキャリア授業の始まりです。産業の発達で便利で快適になりましが、分業が進みお金で解決、自ら創る機会を失ったようです。自然の中の遊びからの能動的学びが、人工の遊びで受動的学びに変化したとは思いませんか?
動機付けに時間、深め定着不十分のまま塾に依存する教育、閉じた学校を地域や社会とのつながりで、生徒が世の役に立つイメージを作り、今の学びを将来の自分に繋げ志を育てることに挑戦しています。ローカルの延長にグローバル、知識伝達から地域社会とつながる感性育成、学びの意欲の高揚など変わりゆく学校や生徒のことを伺うことが楽しみです。
ICTを活用する教育先駆者の集まり「iTeachers」の一人。所有するi-Padは第一世代。ICTを道具とした学習スタイルを追求、広報戦略を展開、女子校であった広尾学園を、数年の間に有数の進学校に変革したイノベータ―。キャリア教育も視野に、アナログの原点を忘れることなく、不可能を可能にと妄想は続く。最初の出会いは大震災後の石巻での高校生激励のワークショップ。その後気仙沼、福島での高校の先生と学会との交流会。その原点は出身地の磐城にあるようだ。
1年前の12月22日の広尾学園の公開授業に参加、その夜レポート拝見、FB基本情報で共通の故郷確認。1週間後の新宿の音音で会食、教育への想いに共感。一流企業で勤務終了後、時には休暇を取って学校のICT活用の取材、SNSから発信、そして最新情報ネットワークのサービス情報の提供とアドバイス。本業本務とは直接は関係ない自主活動に打ち込む熱意、馬力、そして背景にある意欲、謙虚さに敬服。「嫌いになった数学」を振り返りながら、浪人生活、塾講師、企業での体験を通して、ICTによる学び支援、未来の学校の在り方を模索。そのビジョンを伺うことが楽しみです。