森下 晶美 (国際観光学部)
世界自然遺産である奄美大島では、自然・文化の保護と観光客誘致の両立を図るため良質な観光コンテンツの開発が急務となっている。活動では、学生が資料調査、現地視察を行うと共に(一社)奄美群島観光物産協会、(一社)奄美せとうち観光協会などと意見交換を行い、地域貢献と保護が両立できる企画提案を行った 。
①本学の社会貢献活動のさらなる発展に寄与する取組であること。
奄美大島は2021年世界自然遺産に登録され、自然・文化の保護と観光客誘致の両立を図らねばならない現状にあるが、人口減少が進み特に若者の流出が激しいためそれを担う大幅に人材が足りていない。
これを放置すると観光客の急増と無理解によるオーバーツーリズムによる環境負荷が懸念され、良質な観光コンテンツの開発が急務となっている。本学部学生の知識と発想で良質な観光客誘致のためのコンテンツを開発する。
②そのために学生参画は不可欠であること
オーバーツーリズムを鑑み、世界的にも観光の高付加価値化が求められているが、その対象の1つがモダンラグジュアリーと呼ばれる20~30代であり、学生の年齢層が比較的近いため若い発想を生かした企画ができること、またゼミではアドベンチャーツーリズムをはじめとした環境配慮型の高付加価値観光を研究しているため、環境保護と観光客誘致を両立する企画ができることから学生の参画が必要。
③参画学生に交通費等の経費を支出する場合、それにより社会貢献活動上、期待できる具体的な効果
観光資源の実情は実際に視察をしないと大きなズレが生じることがあるため、視察は必須である。また、多くの地元の観光関係者と実際に意見交換を行うことで、机上に止まらない現実的な提案ができる。
④昨年度も採択を受けた活動は、選考委員からのコメントを踏まえ、改善された点等も記載
昨年度とは地域が異なるが、地元の方の意見や希望を聞いたうえで課題を考えることを心掛けた。
⑤活動した地域、団体との実績内容(例:現地での活動に伴うワークショップ、報告会、継続的に連携するための覚書取り交わし等)
・11/6地元観光関係者セミナー(奄美群島観光物産協会、奄美せとうち観光協会、(株)リンクアドベンチャーズなど)に出席し意見交換を行った
・1/30同関係者にオンラインでプレゼンテーションを行った 。