鈴木 鉄忠 (国際学部)
スローシティ国際連盟に加盟する前橋市および気仙沼市の地域活性化を目的として、空き家・休耕地の再生および地域資源を活かした観光コンテンツの開発を行う。地域住民と協同し、東京と地方の相互交流を図り、活動過程を公式SNSで発信ながら、地域内外の人々が気軽に集まれる拠点づくりに取り組む。
本活動は、地方都市の持続可能な発展を目指す国際ネットワーク「スローシティ国際連盟」の正式加盟の2都市(前橋市と気仙沼市)において、学生主体で地域活性化に取り組んだ。成果として以下の5点が挙げられる。
第一に、前橋市の地域活動団体との協力である。大胡地区で空き古民家再生を進める任意団体「前橋赤城マイマイの会」(以下、マイマイの会)の協力を得ながら、多世代交流拠点づくりのための食農イベントに参加した。本年度は9回行われ、計7回の食農イベントに総延べ人数100名のゼミ生が参加した。10月に地産小麦と自作野菜のピザ手作りイベント、1月に実施の地産もち米による餅つきイベントを主催した。2月19日には前橋市田口町歴史の会およびそばの会と協同し、地産食材「田口菜」の収穫および試食会に参加した。こうした実績と成果が評価され、マイマイの会と相互協力覚書の締結に合意した。
第二に、スローシティ活性化を目的とした前橋市との連携である。大胡地区の公園と自然資源の活用を目的として、11月に「赤城南面クラフトフェア」にゼミ2-3年が2日間参加した。落ち葉や木の枝を使った木工クラフト体験ブースを出店した。富士見地区では、8月の「あかぎ大沼・白樺マラソン」および10月の「富士見eスポーツ大会」に運営ボランティアとして参加した。また健康促進と過小利用の公園活性化を目的として、はだし歩きイベント「Back to the Earth」を大胡地区と芳賀地区の公園で計3回実施した。
第三に、富士見地区の魅力を都内学生の目線で地図化した「スローな体験マップ」を4年ゼミ生が制作した。完成したマップは、道の駅まえばし赤城の観光案内所に掲示され、前橋赤城コンベンション協会のSNSで紹介され、前橋市の広報12月号で紹介された。マップのデジタル版は、前橋赤城マイマイの会の公式HPから無料で入手できるようにした。
第四に、気仙沼市における地域活動である。2月5~7日に2年ゼミ生12名で気仙沼市役所を訪れ、震災復興・企画課スローシティ推進担当者に前橋市での本活動を報告した。スローシティ気仙沼の認知度と活性化の現状を調べるために、関係者への聞き取り、景観を壊さない防潮堤と被災高校の震災遺構の現場視察、水産物のブランド化の現状把握を行った。研修成果は、本年度中に本学科の公式HPに掲載予定である。
最後に、本活動とスローシティ推進に資する情報発信である。上記のすべての活動を本学国際地域学科の公式HP、前橋赤城マイマイの会の公式HPで紹介し、対外的に発信した。また学科HP記事には、これらの活動が本事業の成果であることを明記した。またゼミのInstagramによる情報発信も推進した。今年度は48回(昨年度は46回)投稿し、フォロワーは205人(昨年度は146人)となり、59名増加した。