認知症患者への胃ろう造設の是非
1.職業
社会福祉士
2.業務分類
3.施設内看護の年数
4.訪問看護の年数
5.経験内容
近年、認知症の方に対する胃ろうの導入に対する議論がなされています。しばらく前から、認知症の方に摂食面などの問題が発生してきた際に、胃ろうを選択されるケースが非常に増えてきました。しかし、認知症の方を受け止める施設側の問題(胃ろうでないと入所できないなど)や、胃ろう導入に際しての十分な説明がなされずに進められてきた事例などが判明してきています。また、欧米で「認知症患者の胃ろう導入後の予後がかならずしも良くない」という報告が、『胃ろう造設に対する是非の議論』につながっているわけです。事実、厚生労働省の主導で「認知症患者の胃ろうガイドラインの作成調査」が行われ、報告されています。
6.出所
社会福祉法人びわこ学園医療福祉センター野洲、資料:療育会議「老い」について考える