訪問看護の特徴

投稿日: Oct 22, 2014 5:23:36 AM

訪問看護師の仕事の特徴の一つは、施設内看護とは違って、常に「アウェイ」で仕事をすることである。すなわち、看護実践の場が、医療者が主導権を握る医療機関ではなく、患者(あるいはその家族)が主である患者の自宅になるということである。

この「場所」の問題は、これまで様々な訪問看護についての文献で論じられてきた。すなわち、訪問看護の場面では、患者がその家の「主」であり、看護師が「客」となるのである。医療のイニシャチヴを比較的疑いもなく握れていた病院内での看護とは異なり、在宅では、訪問看護師は、患者がどのような療養生活を送りたいのかを第一に尊重し、「患者のライフスタイルに合わせる」患者の人生のゲストであるという自覚をもっている。