家族が経管栄養を強く拒否する
1.職業
社会福祉士
2.業務分類
障害者のケア
3.施設内看護の年数
4.訪問看護の年数
5.経験内容
重度心身障碍者のNさんは数年前から、経口摂取時のむせ込みや嚥下の遅延が目立ち、誤嚥の可能性を指摘されている。現在のところ、誤嚥性肺炎を繰り返すようなことはない。
家族には、誤嚥の可能性を指摘しているが、認めたくないのかわかってはいても指摘されたくないのか、なかなか受け入れてくれない。食事形態や水分の形態の変更に関してもかなり時間がかかった。それでも、家族が介助する時には水分にとろみをつけないなどの様子が見られていた。経管栄養に関しては強い拒否を示している。Nさん自身は、言語的な理解はできていないようだ。
6.出所
社会福祉法人びわこ学園医療福祉センター野洲、資料:療育会議「老い」について考える