NDC: 336.84
ISBN-13: 978-4774141930
目次
第一章 なぜクラウドの活用をためらうのか
・ 企業をとりまくIT環境:俯瞰してみる過去・現在・未来
・ クラウドをためらう企業の声
・ クラウドを「食わず嫌い」していないか?
・ 内部統制上の課題
・ 既存のIT環境を労働負荷も高く、高コスト体質のままにしておいて良いのか?
・ クラウドは得体の知れない「暗雲」なのか
第二章 どうすれば賢くクラウドを活用できるのか
・ いきなりすべてをクラウド化するのは、かえって無駄が多いのではないか?
・ クラウドはかえってコストが高くつくのではないか?
・ クラウドのセキュリティは万能か?
・ どのクラウド事業提供者を選べば良いのか?
・ なぜクラウド活用がコストダウンにつながるのか?
・ クラウド統制に変えるとラクになる3つの側面とは?
第三章 内部統制対応のボトルネックをクラウドは本当に解決するのか?
・ 既存のIT環境で金融庁実施基準の「障害・バックアップ対策」で悩むのはなぜか?
・ ITの開発・保守運用の職務分掌問題はなぜ解消しにくいのか?
・ ログ取得だけで不正防止に向けたログ管理・モニタリングに至らないのはなぜか?
・ ノートPCの持ち出し禁止が通常業務やテレワーカーの支障になっていないか?
・ クラウド&シンクライアントでこんなワークライフが実現する
・ 内部統制で問われる自社の健全性の「見せる化」を、どうすれば達成できるのか?
・ IT業界はいかにお客様のお役に立てるクラウドの提供を行うべきか?
・ J-SOXクラウド・パーク構想
・ クラウド提供側が利用者を助けるしくみはどうあるべきか?
第四章 クラウドで内部統制対応は有利の進められるのか?
・ 監査法人からクラウド活用を理由に監査不適合になるのではないか?
緊急提言 「内部統制は内部自治であるということ」
・ マクロ内部統制学とミクロ内部統制学の整理
・ 監査法人がクラウドについてよく知らない場合に協議が難航するのではないか?
・ 監査法人にクラウド活用による統制状況をどう説明すれば良いのか?
・ ストーリーで語る監査法人とのやりとり例
・ 内部監査部門はクラウドの何をチェックすれば良いのか?
第五章 そもそもクラウドが広まってきたのはなぜか?
・ クラウドが広まっているのはなぜか?
・ 通信回線のキャリアとしてクラウドに向き合う
・ 専門性のあるスタッフで万全の体制を整える
・ 日本企業としてのクラウド展開
・ クラウドとIT統制・内部統制
・ 経営効率化に向けたクラウド活用へ
第六章 クラウドとセキュリティの問題や提供社選定はどうすべきか?
・ 内部統制上有効なクラウドを実現!
・ 大企業・中小企業、両方にメリットがあるクラウド
・ ビジネスパラダイム・シフトも実現
・ 大きなセキュリティの壁
・ 内部統制上からも有利なクラウド
・ 「できるところからやる」のが基本
・ 本気かどうかがカギ
・ クラウドはどこも同じではない
・ 種を撒いて育ててきたからこそ花が咲く
第七章 クラウド化のメリットや日本人のクラウド意識はどうなっているのか?
・ なぜ、クラウドが有効なのか
・ 導入企業の声
・ セキュリティ問題もクリア可能
・ 日本人の意識の問題
・ クラウド化する時のポイント
・ 内部統制面でも有利
・ 会社の規模にかかわらずコスト面で有利
・ 企業の業務形態にも影響を与える可能性
・ 情報の質の問題にかかわってくるクラウド
・ インフルエンザでクラウドサービスのテレビ会議が増える?
おわりに
巻末資料: 内部統制に役立つクラウド関連サービスの一例