NDC: 336.84
ISBN-13: 978-4532490065
目次
第1章 「内部統制」と二つの法律
1 「内部統制」がやってきた
2 二つの法律が定める「内部統制」
・ 内部統制は”二本立て”
・ 金融商品取引法とCOSOレポート
・ 「SOX法」とは何か
・ 金融商品取引法の登場
・ 会社法が定める内部統制
第2章 会社法の「内部統制」
1 会社法とは何か
・ 複数の法律を統合
2 誰が体制を決めるのか
・ 基本方針の決定は取締役(会)
・ 委員会設置会社では取締役会に決定義務
・ 大会社では取締役(会)に決定義務
・ 取締役会設置会社とは何か
・ ”プラスアルファ”の仕組み
3 なぜ内部統制システムが必要とされるのか
・ 善管注意義務と忠実義務
・ 内部統制システムの整備が必要な理由
・ 「基本方針の決定」とは、どういうことなのか
・ 他の経営陣の義務との関係
・ 監視義務とは何か
・ 構築に関する監査役の義務
・ だから、会社法に明文規定が置かれた
・ 会社法は「質」まで要求しているのか
・ 経営陣にとってはプラスになる
4 基本方針決定のポイント
・ 「基本方針の決定義務」の対象
・ すべての会社に共通する事項
・ リスク管理体制(損失の危険の管理に関する体制)はどうあるべきか
・ リスク管理のポイント
・ 適法な職務執行を確保するための体制
・ 情報の保存・管理に関する体制
・ 職務の効率性を確保するための体制
・ 企業グループでの業務の適正を確保するための体制
5 追加して決めておくべきポイント
・ 監査役設置会社の場合
・ 監査役設置会社とは何か
・ 監査役設置会社の決定事項
・ 補助使用人についての事項
・ 補助使用人の取締役からの独立性
・ 監査役への報告に関する体制
・ 監査の実効性を確保するための体制
・ 委員会設置会社が追加すべき事項
・ 非監査役設置会社が追加すべき事項
第3章 金融商品取引法の「内部統制」
1 金融商品取引法とは何か
・ 証券取引法がベース
・ 目的は証券市場への信頼確保
2 「財務報告に係る内部統制」とは
・ やはり「内部統制」という文言はない?
・ 義務の主体となる会社の範囲
・ 内部統制の概要
3 四つの目的と六つの基本的要素
・ COSOフレームワークが標準に
・ 四つの目的
・ 六つの基本的要素
・ 統制環境
・ リスクの評価と対応
・ 統制活動
・ 情報と伝達
・ モニタリング
・ ITへの対応
・ 内部統制の限界
4 内部統制の構築と運用
・ 会社法との関係はどうなっているのか
・ 内部統制の構築プロセス
・ プロセスを洗い出し、流れ図をつくる
・ リスクを洗い出し、統制内容を決める
・ 内部統制の運用
5 経営者による内部統制の評価・報告
・ 内部統制評価のプロセス
・ 評価範囲の決定
・ 評価の方法
・ 有効性の判断
・ 内部統制報告書
・ 賠償責任や罰則も
6 内部統制監査
・ 内部統制監査とは何か
・ 何を監査するのか
・ 内部統制監査の流れ
・ 監査人の報告
第4章 内部統制と組織設計
1 二つの法律による内部統制の関係
2 内部統制と組織設計
・ 位置関係を整理する
・ 混迷する組織設計
・ 内部規程との関係も複雑に
・ 「ポスト内部統制」で何をすべきか
参考文献